備前市議会 > 2021-09-08 >
09月08日-02号

  • "耐震補強"(/)
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  1. 備前市議会 2021-09-08
    09月08日-02号


    取得元: 備前市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-10
    令和 3年 8月第4回定例会              第 4 回 定 例 会 会 議 録 (第2号)会議開閉日時  令和3年9月8日  午前9時30分 開議    午後4時43分 散会会議の場所   備前市役所議場出席した議員の番号氏名  1番  藪 内   靖      2番  青 山 孝 樹      3番  田 口 豊 作  4番  山 本   成      5番  森 本 洋 子      6番  石 原 和 人  7番  西 上 徳 一      8番  立 川   茂      9番  星 野 和 也  10番  尾 川 直 行      11番  掛 谷   繁      12番  土 器   豊  13番  川 崎 輝 通      14番  中 西 裕 康      15番  橋 本 逸 夫  16番  守 井 秀 龍欠席・遅参・早退した議員の番号氏名  欠席 なし  遅参 15番橋本逸夫  早退 なし説明のため出席した者の職氏名  市長      吉 村 武 司  副市長     杉 浦 俊太郎  教育長     松 畑 煕 一  市長公室長   佐 藤 行 弘  総務部次長   今 脇 典 子  市民生活部長  藤 田 政 宣  保健福祉部長福祉事務所長    産業部長    岩 崎 和 久  建設部長    淵 本 安 志          河 井 健 治  日生総合支所長兼三石総合支所長  吉永総合支所長 久保山 仁 也  教育部長    石 原 史 章          坂 本 基 道  病院総括事務長 濱 山 一 泰職務のため議場に出席した議会事務局職員  事務局長    入 江 章 行  事務局次長   石 村 享 平  庶務調査係長  坂 本   寛  議事係主任   楠 戸 祐 介 △議事日程並びに付議事件(結果) 番号議事日程付議事件等結果1追加議案の上程 ・市長提案説明議案第102号 令和3年度備前市一般会計補正予算(第5号)説明2一般質問  ・9番 星野和也議員  ・2番 青山孝樹議員  ・11番 掛谷 繁議員  ・1番 藪内 靖議員  ・6番 石原和人議員通告事項一般質問通告表のとおり)               ;               ;── △一般質問通告事項 順位通告者氏名質問の要旨答弁者19番 星野和也1 財政について  ① 経常収支比率について  ② 監査報告について市長 市長公室長 (再質問あり)2 教育行政について  ① 小中一貫教育と統廃合について  ② オンライン授業について  ③ 宿泊研修について市長 教育長 教育部長 (再質問あり)3 公園整備について市長
    教育部長 (再質問あり)4 公共交通について市長 (再質問あり)5 通学路整備について建設部長 教育部長22番 青山孝樹1 新型コロナウイルス感染症対策について  ① 若年層のワクチン接種について  ② 学校現場の対応について  ③ イベントや行事について市長 保健福祉部長 教育部長 (再質問あり)2 防災対策について  ① 自助・共助・公助の考え方について  ② 自主防災組織の把握と活用について  ③ 避難所の防災資機材備蓄状況について市長 市長公室長 (再質問あり)3 夜間中学校の設置について  ① 「備前市夜間学び直し事業」の今後について  ② 片上高校との連携について市長4 環境美化について  ① 「瀬戸内オーシャンズX」への参画について  ② ごみのポイ捨て防止と道路や河川ごみの回収について市長5 障がい者スポーツの環境整備について  ① 備前市で行われている障がい者スポーツの種類と人口は  ② 障がい者スポーツの普及と施設の充実を  ③ パラリンピックを契機にノーマライゼーションの醸成を市長 教育長 (再質問あり)311番 掛谷 繁1 備前市2050年ゼロカーボンシティの取組について市長 (再質問あり)2 まちづくりについて市長 市民生活部長 (再質問あり)3 教育について教育長 (再質問あり)4 備前市公共施設個別施設計画について市長 (再質問あり)5 防災・減災の取組について市長6 新型コロナウイルス感染症対策について副市長 保健福祉部長 (再質問あり)41番 藪内 靖1 コロナ対応と市立3病院の現状と今後について保健福祉部長 病院総括事務長 (再質問あり)2 公共交通と観光について市長 産業部長 (再質問あり)3 台風・自然災害対策について市長公室長 建設部長4 日生有線テレビ(株)とひなビジョンについて市長 副市長 (再質問あり)56番 石原和人1 市政について市長 (再質問あり)2 公共施設について市長 市長公室長 教育部長 (再質問あり)3 図書館について教育長 (再質問あり)4 教育長の政務報告より教育長5 コロナ禍と子どもたちについて教育長6 結婚への支援について市長 (再質問あり)     午前9時30分 開議 ○議長(守井秀龍君) 皆さん、おはようございます。 ただいまの出席は15名であります。定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(守井秀龍君) 日程1、本日市長より追加送付されております議案第102号を上程し、市長から提案理由の説明を願います。 吉村市長。     〔市長 吉村武司君 登壇〕 ◎市長(吉村武司君) 皆さん、おはようございます。 それでは、追加議案の提案理由の説明をいたします。 別冊のとおり調製しております議案第102号の令和3年度補正予算について申し上げます。 議案第102号令和3年度備前市一般会計補正予算(第5号)についてでありますが、学校や園における感染を防止するために児童・生徒及び未就学児を対象としたPCR検査のための経費、小・中学校及び片上高等学校における感染症対策のための衛生用品の購入費の計上並びにワクチン接種タクシー移動費補助金の実績見込みによる減額の補正をお願いするものであります。 補正額は、歳入歳出それぞれ778万4,000円を追加し、予算総額で205億7,090万4,000円としたものであります。 以上、簡単に御説明いたしましたが、詳細につきましては別冊の補正予算書及び細部説明書を御覧いただき、御審議のほどよろしくお願い申し上げます。 ○議長(守井秀龍君) 提案理由の説明が終わりました。   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(守井秀龍君) 日程2、一般質問を行います。 15名の方からの通告を受けております。 重複する質問は努めて排除していただき、執行部における答弁は簡潔にお願いいたします。 また、議会基本条例第10条第3項による質問趣旨の確認等は、議長の許可を得てから発言願います。 なお、許可後の発言中は、質問持ち時間の計測を停止する取扱いといたします。 それでは、通告に従い、順次発言を許可いたします。 まず、星野議員の一般質問を願います。 9番星野議員。     〔9番 星野和也君 登壇〕 ◆9番(星野和也君) 皆さん、改めましておはようございます。 それでは、通告に従いまして一般質問をさせていただきます。 大きい1点目、財政について。 ①経常収支比率について。 このたび公表されました経常収支比率97.6%、単刀直入に市長にお伺いいたします。 この数値を見て、今後どのように財政運営を行っていくのか、市長の考えをお教えください。これだけ悪化していく中で、公約等、やろうとしていることはどのように実行していくのか、考えがあればお教えください。 ②監査報告について。 今定例会におきまして、令和2年度監査報告が提出されております。この監査報告を踏まえまして、今後どのように改善していくのか、考えをお教えください。 全体的な対応と、このたびも指摘されていますように、何度も指摘されているところもあると思いますが、それは全庁内に周知されているのかを含め、お教えください。 大きい2番目、教育行政について。 ①小中一貫教育と統廃合について。 このたび小中一貫教育課を立ち上げていますが、小中一貫教育と統廃合をどのように考えているのか、お考えをお教えください。 小中一貫校を立ち上げたら小規模校を統廃合しなくていいというふうに考えておられるのか。1学年1学級当たり、現在20名から40名で推移していますが、これを小中一貫教育にすれば解決するとお思いなのか、市長、教育長のお二人のお考えをそれぞれお教えください。 ②オンライン授業について。 コロナ禍において、大学や高校のように、いつオンライン授業を開始しなければならない状況になるか分からない中で、市はしっかりと準備ができているのでしょうか。現状をお教えください。 ③宿泊研修について。 修学旅行、海事研修についてですが、今後の対応としては、修学旅行、海事研修を行う上での方針、こういう条件が整えばやってもいいというものがあればお教えください。随行教員はワクチン接種済み等の具体的な条件をお聞きしたいと思います。 昨年度はキャンセル料等は国負担であったとお伺いしていますが、今年度は企画料を含め保護者負担はどのようになるのでしょうか、お教えください。 そして、もし県外他市にも行けない状況になった場合には市内での宿泊研修は考えられないでしょうか。特に、海事研修であれば鹿久居島や頭島、今後オープン予定のうみラボとのタイアップを考えていないのか、お考えをお教えください。 3、公園整備について。 市内にある公園整備をどのようにお考えなのか、お教えください。 市民から親子で集える公園が少ないという要望をよく聞きます。全体像をどのようにお考えであるのか、市長の考えをお教えください。 そして、今ある公園について、日生、久々井総合運動公園の整備をどのように考えているのか、お教えください。 今定例会で提案されています日生総合運動公園ユニバーサルデザインの大型遊具を造るというふうに提案がされています。これは議会に報告されることなく、新聞報道等で先に報道されているという事実があります。 本日資料要求をしたところ、位置図、遊具の設置図、スケートボード場の設置図といったものは提案されていますが、特にスケートボード場は骨折等のけがも多く、管理運営がきちんとできるのか。 スケートボード場の場所によっては、わんぱく丸の近辺にスケートボード場をつくるということでもあり、幼児が遊ぶそばで小・中・高校生がスケートボードをすることによる危険性は高くなると考えますが、いかがお考えでしょうか。 また、騒音に対する住民への理解や説明は今後どのように行っていくのか、お考えをお教えください。 大きい4番、公共交通について。 バスターミナルが備前片上駅に移ったことにより、もっと利便性を向上させるべきではないかと考えますが、いかがでしょうか。 JRとバスとの乗換えがスムーズにできる、久々井運動公園等にもイベントがある際に直通便を運行できるなど、バスの利便性向上を図るべきではないかと考えますが、いかがでしょうか。 また、備前市の施設の利用率向上にもつながると考えますが、市長の考えをお教えください。 備前片上駅まで来ればいろんな市内の施設に行けますよというふうに周知することで、利便性の向上を図るべきだと考えます。 市外の方にJRをどんどん使っていただき、備前片上駅まで来れば総合運動公園まで行けるのだと、JR、市、市営バスも利用率が上がると思いますが、いかがでしょうか。 インターハイ等イベントとのタイアップもしっかり考えるべきではないかと考えますが、市長の考えをお教えください。 また、今回補正予算において、日生駅、吉永駅の改修について予算計上されていますが、これについて詳しい内容をお教えください。 大きい5点目、通学路整備について。 近年、トラックが通学路の児童の列に飛び込むというような悲惨な事故を受け、市全体の通学路の点検はなされたのかどうか、お伺いいたします。 また2点目として、長年の要望事項であるセリオと日生運輸の間の市道山田原蕃山線について進捗状況はどのようになっているのか、お伺いいたします。 以上の答弁をよろしくお願いいたします。 ○議長(守井秀龍君) ただいまの質問に対する答弁を願います。 吉村市長。     〔市長 吉村武司君 登壇〕 ◎市長(吉村武司君) それでは、星野議員の御質問に順次お答えいたします。 1番、1点目、財政についての経常収支比率についてでありますが、令和2年度の指標悪化の要因となる公債費の抑制につきましては、減債基金を繰り入れて10億円規模の繰上償還を行うとともに、投資的事業の規模を縮小して市債の発行を極力抑制することで残高の減少に努めてまいります。 また、経常的な経費の高止まりに関しては、継続事業やソフト事業を含む全ての事業において効果に見合った規模を検討していく必要があります。 このような厳しい状況においても、市民サービスが低下することがないよう、来年度の予算編成に向けて事業内容や事業規模を各部局と慎重に検討してまいります。 また、公約の実行に必要な財源についてでありますが、グリーンやデジタルを柱とする国の成長戦略を中心に、国の情報を積極的に入手して関連する補助金の確保に努めてまいります。 2点目、昨年の令和2年度の監査報告を踏まえて、どのように改善していくかについてでありますが、過去に指摘を受けた事案と類似した事案が再度指摘されていることにつきましては、発生原因の究明と再発防止策の徹底が不十分であったと言わざるを得ません。 指摘を受けた事案について、発生原因の詳細を分析し、効果的な対策のルール化と実践に組織全体で取り組んでまいります。 2番、1点目、小中一貫教育と統廃合についてでありますが、今後少子化により児童・生徒の人数がより少なくなること、そして学校の小規模化が進むことが想定されております。 こうしたことから、マイクロスクールとして学校の小規模化が子供たちに与える影響に対しては、地域や保護者の方と意思疎通を図りながら、しっかりと向き合っていきたいと考えております。 また、小規模化が進む中においても、小中一貫した教育を小学校と中学校とで連携して取り組み、魅力ある教育を進めていく考えでございます。 学校は人間形成の場であり、地域においては人づくりセンター、文化センターでもあります。地域において大変重要な役割を担っている場が学校であります。地域における役割において、子供たちと地域にとって望ましい形を考えていきたいと考えております。 3番、公園整備をどのように考えているかについてでありますが、今後、市民のニーズ等を参考にして、都市公園に限らず、大小の公園整備を考えてまいります。 日生運動公園についてでありますが、日生運動公園のちびっこ広場には大型遊具と滑り台、ブランコ、シーソー、スプリング遊具、鉄棒、芝生広場がありますが、大型遊具、すなわちわんぱく丸は損傷が激しく、点検の結果、撤去の判定により取壊しを行います。 その後は、障害のある子供も楽しめるユニバーサルデザインの大型遊具と初心者向けのスケートボード場を建設し、市民が親子で集える公園として利用の増進を図りたいと考えております。 今回のオリンピックのスケートボードについては、低年齢層の活躍は目をみはるものがあり、当市においても公園周辺や駐車場の路上で遊んでいる姿を目にします。この建設に関しては、日本スケートボード協会会員のアドバイスをいただき、初心者向けコースを建設し、周囲をフェンスで囲い、一般客と区別いたします。 また、小学生などの利用は、保護者同伴やヘルメット着用を義務づけるなど、安全性を確保してまいります。 騒音等の管理運営については、先進地の利用方法や利用時間等を参考にしながら、スポーツの振興につなげていきたいと考えております。 4番、1点目、公共交通についてですが、現在の市営バスにつきましては、11路線のうち6路線がJR備前片上駅を発着するダイヤとしており、バス停とJRの駅舎が接続していることから、JR利用者の利便性の向上や観光客増加への足がかりになるものと考えております。 駅舎内の管理事務所では、定期券等の販売やバス運行状況、路線や乗換え案内を行うなどのお客様サービスを提供することができます。 また、移転前と比較しますと、全路線においてJRとの接続を重視したダイヤ改正を行っております。 議員御指摘の久々井の総合運動公園へのアクセスについては、JR備前片上駅発または長船駅発の東鶴山線を御利用いただけますが、その周知が十分できておりません。他の公共施設を含め、市営バス利用案内の工夫とPRに努めてまいります。 JR線の運行を支えるためには、利用者を増やすことが重要であり、市内外を問わず多くの方に御利用いただけるよう、引き続き市営バス利用者の利便性に配慮した運行とバス路線の拡充と便数の増加に努めてまいります。 4番、2点目、日生駅舎及び吉永駅舎周辺を含めた今後の整備はどのように考えているかについてでありますが、日生駅につきましては、駅や駅周辺を人々が滞留し、回遊できるような新たな魅力や機能を付加することで、このエリアを一つのスポットとしてにぎわいをつくり出したいと考えております。 具体的には、駅舎の改修に合わせ、コンビニ、カフェ、観光案内所、図書スペース等の設置、また駅前にある既存の公園などを含めた周辺整備を検討していきたいと考えております。 次に、吉永駅につきましては、既存駅舎の利活用や駅の南側のオープンスペースを利用した駅南口の新設を検討し、市民の利便性の向上や駅周辺の活性化を図りたいと考えています。 また、現在、吉永総合支所の建物の耐震化に伴う整備を検討しており、一つの案として、別の場所へ移転する場合は駅舎と支所を合築するなどの可能性も併せて検討していきたいと考えています。 以上のような内容についての概略検討業務を今回の補正予算に計上させていただいておりますので、よろしくお願いをいたします。 また、西片上駅のリニューアルや伊里駅東口の新設、西鶴山駅の新設などを今後検討してまいりたいと考えております。 私のほうからは以上であります。 ○議長(守井秀龍君) 松畑教育長。     〔教育長 松畑煕一君 登壇〕 ◎教育長(松畑煕一君) 改めまして、皆様、おはようございます。 私のほうから、星野議員の2番、1点目につきましてお答えをいたします。 小中一貫教育と統廃合につきましては、私の考えも先ほどの市長の考えと同様であります。小中一貫教育を小学校と中学校とで連携して取り組み、魅力のある教育を進めていきたいと思います。 地域における役割において、子供たちの幸せのためにというスローガンを最優先して、子供たちと地域にとって望ましい形を考えていきたいと考えております。 続きまして2点目、オンライン授業についてお答えいたします。 出席停止等により、やむを得ず学校に登校できない場合、児童・生徒に学習の遅れが生じることがないようにするために、課題の配付や状況確認等のオンライン学習支援を行うこととしております。 現在、各校では、その際に使用する授業支援ソフトの操作方法の練習やタブレット端末家庭用Wi-Fiへの接続について確認をするなど、それぞれ準備を進めています。 オンライン授業については、オンライン授業と対面授業を同時に行ういわゆるハイブリッド型授業というものがあります。これは、やむを得ず学校に登校できない児童・生徒等が多数在籍する都市部の学校で行っています。 ただし、家庭での接続トラブルに授業担当が対応することで授業が中断し、登校している児童・生徒の学習にも影響が出るなどの課題もあるようでございます。 今後、このようなやむを得ず学校に登校できない児童・生徒等に対して行う支援につきましては、引き続き教育委員会でも検討してまいります。 次に3点目、修学旅行、海事研修を行う上での方針についてですが、備前市立学校における教育活動に係る留意事項の中で、備前市の地域の感染レベルが1であれば可能な限り感染防止対策を講じた上で実施となり、レベル2であれば原則中止または延期としております。 また、備前市の地域の感染レベルが1の場合も、緊急事態宣言やまん延防止等重点措置の対象地域を目的地としないこととしております。 こうした場合の代替措置として、例えば昨年度修学旅行の行き先を変更し、県内で実施した学校もございます。 各校においては、当初予定した修学旅行の目的地がこうした状況により変更となった場合も、修学旅行の教育的意義を果たせるよう、苦心しながらできる限り適切な目的地を選択しております。 次に、海事研修についても、こうした代替措置について検討している学校があることと思いますので、御提案いただきました市内施設の活用、鹿久居島、頭島、うみラボとのタイアップについても、各校における検討材料として紹介させていただきたいと考えております。 なお、随行教員のワクチン接種に関してですが、養護教諭等、多くの場合、宿泊行事への随行が求められる1人だけの職種が存在します。したがいまして、ワクチン接種済みであることの条件を設けることは、結果的に判断が個々に委ねられるべきワクチン接種の強要につながりかねないことから、教育委員会といたしましては適切ではないと考えております。 次に、キャンセル料についてですが、備前市では昨年同様、修学旅行またはその代替で行う行事について、企画料を含むキャンセル料等が発生したときには市が負担することとして、今定例会に補正予算を計上しているところでございます。保護者の負担がないよう調整していきたいと考えております。 なお、この費用については国の臨時交付金を充当することとしております。 私のほうからは以上でございます。 ○議長(守井秀龍君) 淵本建設部長。     〔建設部長 淵本安志君 登壇〕 ◎建設部長(淵本安志君) それでは、私のほうからは、5番、通学路の整備についての2点目、市道山田原蕃山線の進捗状況についてお答えいたします。 拡幅工事の対象となる用地、また支障となる建物補償の契約につきましては。 ○議長(守井秀龍君) 淵本部長、マイクを手前に引いてください。 ◎建設部長(淵本安志君) つきましては、8月に締結いたしました。 今年度中に建物撤去に着手し、来年6月末までに撤去が完了する契約となっております。 ○議長(守井秀龍君) 石原教育部長。     〔教育部長 石原史章君 登壇〕 ◎教育部長(石原史章君) 私からは、5番、通学路整備についてお答えいたします。 教育委員会では、市内全ての小・中学校において通学路における危険箇所の点検を行っているところでございます。 現在、各校から提出される危険箇所報告書を取りまとめているところでございます。 今後は、警察機関等の関係機関や市役所関係各課で組織しております備前市通学路安全推進会議におきまして、各関係者とともに対策について検討を行ってまいります。 ○議長(守井秀龍君) 松畑教育長、先ほど星野議員からオンライン授業についていつからできるかという質問に対して答弁がないのですが、それについての答弁をお願いいたします。 再質入りますか。よろしいか。 それでは、再質問はありますか。     〔「再質問でやればいいんですね」と呼ぶ者あり〕 今、答弁ちょっと。     〔「議長、ちょうどその件で」と9番星野議員発言する〕 ちょっと今止めておきますが。     〔「いつから開始できるかではなくて、いつでも開始できるように準備はできているのかという質問なんで、多分、教育長答えられていると思います」と9番星野議員発言する〕 それでいいんですか。はい、分かりました。それじゃ、いいということですね。 じゃ、再質問はありますか。 じゃあ、再質問に入ります。 星野議員。 ◆9番(星野和也君) まず、順番前後させていただきますが、まず教育行政についての②宿泊研修についてなんですが、これは確認なんですが、これは旅行先を変更する場合に、企画費等は昨年度は徴収されたのではないかと思うんですが、そのあたりも保護者負担なしで昨年度は行われた、返還されたんでしょうか。そこをちょっと確認させてください。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 石原教育部長。 ◎教育部長(石原史章君) お答えいたします。 保護者の方に御負担がないように、市が負担するということで、昨年度同様に今年度もそのように考えておるところでございますので、市が負担してきているものというふうに理解をしております。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 星野議員。 ◆9番(星野和也君) はい、分かりました。企画費等も、昨年も国負担なのか市の負担なのか分かりませんが、保護者に負担がないように行われたということで認識させていただきます。 では、1番の財政について再質問させていただきます。 先ほど市長の答弁では、来年度予算編成についても、市民サービスが低下することなく来年度予算を編成していくんだという話がありましたが、その方針でいかれるんでしょうか。それでいけば97.6%というのはもっと上昇する可能性があると思いますが、そこについてはどのような考えで予算編成に臨まれるんでしょうか。97.6%を抑える努力というのはどうされるのか、市長の考えをお教えください。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 備前市は、今後数年にわたりまして、この経常収支比率を95%等に持っていけるように、それぞれの経常収支の分母、分子を見直してまいりたいと考えております。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 星野議員。 ◆9番(星野和也君) その分母、分子を95%に持っていくために、分母、分子をそのように持っていくということで、市長はどのように考えてその95%を目指す、どのように経常収支を減らしていくのか、今の時点で考えがあればお教えください。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 議員御存じのように、この経常収支比率を出す俗に言う方程式があるわけです。分母を減らして分子を多くしても、これは悪くなる一方であります。その分母に当たる科目、それから分子に当たる科目、そして経常収支比率が少しでも96.数%からまず95%等に持っていくために、どのような分子に当たるいわゆる経常的な費用を少なくしていくか。これは、いろんな項目を足していって初めて分母ができますし、分子もそうなんですね。一つのAとBで経常収支比率が出てくるわけじゃないんです。 よって、多くの分子に当たる項目を削り、そして分子に当たるものも削っていく、いわゆる縮小していく、これが全国的に経常収支比率をできる限り小さくしていって政策的予算をつくれる。それが各自治体、備前市にも求められておるところでございますので、来年度当初予算におきましては、これらの今年度の当初予算に当たるところの経常収支の分母と分子を見直していきながら政策をつくっていく、それが最も答えになるんじゃないかと思っております。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 星野議員。 ◆9番(星野和也君) よろしくはないです。 そのようにするために、今現在予算の編成時期だと思うんですが、そのようにするために市長としてどのように、こういうふうに削減していくんだよ、ここを削減していくんだというのは語られているんでしょうか。予算編成について。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 来年度の当初予算はまだつくりかけでもありません。 今現在、9月でございますので、今年度の当初予算に基づいた市政運営をさせていただいております。 国のほうも、この8月末でおよそ111兆円という来年度の予算規模は決まったわけであります。県あるいは各自治体で来年度の当初予算等をこれからつくっていくわけでございます。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 星野議員。 ◆9番(星野和也君) その来年度の予算編成に向けて、こういう形で予算をつくっていきなさい、今97.6%なんだよ、これを少しでも減らしていって95%に私は持っていきたいんだという理想があるわけですよね。そのためには予算も削減しないといけない。それは予算増やすんかもしれないですよ。そのためにどういうことをやっていこうという思いは、市長、あると思うんですよ。 それを今お聞きしているんで、今現時点での考えがあればお教えください。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 議員はもう経常収支比率の分母が何で、分子は何で、どれだけの項目が分子に入り、分母に入るかということを御存じであれば、事は簡単でございますが、財政課においてはこの97.6%のいわゆる分子、分母を細かくならしております。 それのそれぞれの分子を足した分のどこを来年度削ることができるか、分子はどこを削ることができるか、その大枠でいわゆるパーセンテージが出るわけであります。 一番大きなやり方は、私申し上げましたように、減債基金に備前市が繰り入れることによって、まずその97.6%が95%に近づいてくるわけでありますので、これは年々、備前市がこれからの財政の健全化を担うのに1期でできることじゃございません。 必要な政策については必要な予算をつけていかなきゃなりません。頭から削るもんではありません。それを来年度の当初予算に、新しい令和4年度の予算をつくるときにどこまでそれが改善できるかというところはこれからつくっていくわけで、そのためには、一つの方法として申し上げたように、この減債基金を繰り入れていきますと、それもおよそ10億円規模の繰上償還を行いますと。これも大変大きなインパクトを与えるわけであります。 あらゆる方法を市の幹部と相談をしながら、この経常収支の比率をなるべく抑えることによって、政策経費が増えるわけですから、そのような考えで来年度の当初予算に当たっていきたいというところでございます。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 星野議員。 ◆9番(星野和也君) その減債基金を繰り入れるというのは分かったんですが、それ以外に市長はどのような考えを持って来年度の予算編成を行っていくのかというのが聞きたいんであって、それは今答えられるんであればお答えをお願いします。 ○議長(守井秀龍君) 答弁願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 今冒頭に申しましたように、市債の発行を抑制すること、これが一つの大きな経常収支比率の抑制につながっていくものだと思っております。 また、市債等の発行を極力抑えていくこと、これらは数値上、大きく経常収支比率を変えることができますが、一つの例を言いますと、事業を縮小したら、それは向上することは間違いないです。備前市がそれだけ多くの事業をしておりますもんですから、その事業を継続しておる、単年度で終わっておらない、だんだんだんだん積み重なって、昨年度のまでに来て、これだけのものになった。でも、減らせばいいというもんではございません。いわゆる必要なものは増やしていかなきゃならないし、引き続き継続していかなきゃならないわけであります。 そのようなことを、来年度の当初予算をするときに必要なもので残すべきものと、これはここで一つ効果を考えると予算計上をやめておこうというところがあります。 そういうような分け方をしながら、分母に当たるところの項目と分子に当たるところの項目をしていくというところでありますので、いわゆる固定費を減らす、これが一番いいんですけども、なかなか一旦走り出した行政はそれに毎年予算をつけていくというようなことでありますので、スクラップ・アンド・ビルドというようなやり方で、その役目が終わったものについてはやはり事業を停止していく、あるいはそれでも必要なものは、やはり市民生活に必要なものは事業を継続していく。そういうめり張りを来年当初には私の責任で議会に提案をしていきたいと思っております。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 星野議員。 ◆9番(星野和也君) ほかに答弁なくて大丈夫ですか。先ほどからいろいろ動かれていますが、答弁はいい、よろしいですか。 ②の監査報告についてですが、これは何回も指摘されている事項というのが何項目か見受けられたんですが、これの周知の方法についてはどのようにされているんでしょうか。しっかりと全体に周知されているんでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。周知についてどうされているかということです。 分かりましたか。監査報告についての周知の報告はどうしていますかということで。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 今年度も、監査委員の皆さんに監査報告をいただき、その指摘を受けました。令和3年度以降においても、監査委員の皆さん方の御指摘に合うように改善をしていく、そういうお約束をいたしました。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 星野議員。 ◆9番(星野和也君) その全体への全部庁、部、庁内、この庁内、総合支所等、ほかにもありますが、そこへ周知というのはどのようにされているんでしょうか。それが質問の趣旨でしたんで、今回は分かる部長でいいんでお答えください。これは部長でいいです。 ○議長(守井秀龍君) 佐藤市長公室長。 ◎市長公室長(佐藤行弘君) 職員等の周知につきましては、部課長会議、それからそれを通じました各課における連絡会、そういったところを通じて周知していきたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 星野議員。 ◆9番(星野和也君) 次に進めさせていただきます。 教育行政についてですが、1点目の小中一貫教育と統廃合についてです。 先ほど市長と教育長の答弁を聞いていますと、どちらかというと統廃合には後ろ向きだというふうに捉えられる答弁だったんですが、それでよろしいんでしょうか。 前回の議会では、総合教育会議ではこの案件は取り上げていただきたい、保護者からも統合してほしいという意見は上がっていますよということを前回言わせていただいたんですが、そのあたりはどうなんでしょうか。お二人にお伺いいたします。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 今、私は前の4年間を通じて小中一貫校というものを教育委員会にお示しをし、伊里学園から順次スタートして私の1期目は終わりました。 この小中一貫校というのは、新しい法律に基づいて義務教育学校ということで法律上はくくられております。 統廃合とは、実はよく考えたら、それは統廃合であり、小中一貫教育というものは、例えば6・3制を4・3・2制において、中1ギャップをなくすとか小1ギャップをなくすとか、あるいは高校受験を中2、中3において4・3・2制でスピードを上げて、それなりの成果を上げるとか、戦後日本がつくってきた6・3制から、特に地方における、私は今日マイクロスクールということで一つの表現をしておりますけども、小さな地域においては、いわゆるそのような小中一貫における教育でリーダーシップを養うことができるし、また先生方もきめ細かな授業ができる。 このメリットもたくさんあるわけでありますので、学校の生徒数が小さい、大きいというところではなしに、備前市の子供たちがこの小中一貫校を通じて、例えば小学校から中学校への継続する大変難しい時期に新しい科目がたくさん増えるわけであります。そのようなものを小学校の高学年プラス中学1年までを続けて4・3制の3年間をつくり上げていく。このような新しい法律制度でございます。 まだスタートして10年そこらでございますので、いろんな事例が今全国で発生をしておると思います。 私は、前市長時代に豊後高田市の小中一貫校を実際に見に行き、そこの市長さんや校長先生と、全国で初の小中一貫校について、まさしく備前市のような学校においてもこのような取組をして学力の低下あるいは知体徳を、引き続き小さな単位でも向上する、勉強できる、そしてそのギャップを少なくする。このような形をもって小中一貫校と申し上げております。 この統廃合というのとは、私は似て似つかないものという認識でおります。
    ○議長(守井秀龍君) 松畑教育長。 ◎教育長(松畑煕一君) 前回の議会で一応統廃合の問題も白紙という状態になっておりますね。ですから、これからどういうふうに積み上げていくかというのは、みんなの議員の皆様、教育委員会、現場、あるいは地域の方々、あるいは子供たちの心、全ての点を総合して、今後どういう形が望ましいのかということを考えていきたいということですので、やはり優先すべきは子供、答弁で申し上げましたように、子供たちが本当に幸せにそこで学び、本当に地域で生活していく形としては学校はどうあるべきなのかと。 私は現場第一主義ということを申し上げていますので、現場の子供たちの意見、地域の方々、学校の先生方、もう一度きちんと丁寧に意見を聴取して、新しい形を積み上げたい。 それで、魅力ある英語教育をもう少し前進していくにはどうしたらいいかとか、ICTその他のものを活性化することによって、むしろ子供の数なども増やしていくことができるような教育体制を考えて、それで前向きに、すぐ統廃合するとかしないとかというようなことではなくて、しなくてもいい、子供たちが本当に幸せに毎日学んでいくには、生活していくにはどのような形が望ましいかということをしっかり検討してから、いろいろな案を考えていきたいと。 今の段階では、統廃合は私は少なくとも考えていません。 以上です。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 星野議員。 ◆9番(星野和也君) 教育長からは、今の現時点で統廃合は考えていないという答弁があったんですが、市長の小中一貫教育と統廃合の考えは分かったんですけど、市長はどうお考えなんでしょうか。 特に、前政権時代に、この統廃合の計画を立てられたのが今横におられる副市長ですよね。計画の素案をつくられた。それが後々、地区とか地域の反対があって今現在に至っているわけですが、市長としてはどういう思いで、今後4年半あるわけですよね、市政運営。ある、ありますよね。3年半。 その上で、どのようにやっていかれる、統廃合に対してはどのような思いでやっていかれるのか、思いをお教えいただければと思います。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 松畑教育長が申し上げたとおり、今現在統廃合は考えておりません。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 星野議員。 ◆9番(星野和也君) 統廃合は考えていないということで、議論してもあれなんで次に移らさせていただきます。 次の公園整備について再質問させていただきます。 まず、今回資料を提出いただきましてありがとうございます。 この資料提出はありがたいんですが、この資料提出される前に報道機関に情報がばっと流れて、議員よりも先にこういうのを造るんだというのが流れているわけですが、そのあたりは議会に一応説明しようという考えはなかったんでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 石原教育部長。 ◎教育部長(石原史章君) お答えいたします。 新聞報道がありましたのも、議員御指摘のとおりかと思います。 その内容につきましては、議案の発送後にプレス発表、記者会見を行った範囲の中で、取材をその後も担当課のほうで受けているところでございます。 ただ、取材の内容といたしましては、この本日配付をさせていただいております資料は一切提示はさせていただいておりません。この議会で配付をさせていただくのが初めてでございますので、口頭での内容での取材のほうはお受けをしているところではございますけれども、そのように御理解をいただければというふうに思います。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 星野議員。 ◆9番(星野和也君) 今回、位置図等も提出いただいているんですが、1回目の質問で質問させていただきました、現在わんぱく丸を使っている、今後ユニバーサルデザインの大型遊具を建設するという話なんですが、そういう子供たちというのは比較的年齢層も低い子、幼稚園児であったり保育園児、幼稚園児、小学校の低学年で、スケートボードになると少し年齢層が上がりますよね。 小さい子もやっているというのは今回のオリンピック等で流れていたんで聞きましたが、年齢層が上がる。そういう子たちがその公園、あそこへ皆さん行かれたことありますよね、一回は、最低でも。あまりスペースが広くない中で、スケートボード場と大型遊具が併設するとなると危険じゃないかという意見を聞くんですが、そのあたりの対応策というのは考えた上で今回提案されているんでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) そのとおりでございます。十分に間隔を空けて、十分に取れるところで、バンクを形成しますので、ただフラットなアスファルトの上で行ったり来たりするんじゃないんで、バンクの中でスケートボードをやられるんですよね。ですから、それと遊具のある場所は完全にフェンスで区切られておりますので、その辺の御理解は、オリンピックで見られたと思いますけども、あのようなバンクを周辺に造って、その中でスケートボードをやられると。その外にはまたフェンスがあるというところでございます。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 星野議員。 ◆9番(星野和也君) こちらは新聞報道だけで、中身についてちょっと分からないんですが、そのスケートボード場に関しては、施設管理公社に届けを出せば無料で使えるという話で報道があったんですが、そのあたりも危険性、勝手に使えるわけですよね、ある程度、届けを出せば。そのあたり、しっかり管理できるんでしょうか、管理公社が。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 石原教育部長。 ◎教育部長(石原史章君) 議員御指摘の管理の運営でありますとか安全面の配慮につきましては、先ほど市長からも答弁をさせていただいておりますとおり、近隣にも、隣、兵庫県に先進地がございます。そういったところを今回の提案に際しましては参考にさせていただいております。 確かに報道がありました内容だけではそのように、議員御指摘のような御不安等もあろうかと思いますけれども、現段階におきましては、利用方法でありますとか利用の時間帯、それから保護者の同伴、ヘルメットの着用、安全性の確保はもとより、具体的な運用方法につきましては現在協議検討を行っているところでございます。 そのような状況でございますので、安心して利用していただけるように努めてまいりたいと思います。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 星野議員。 ◆9番(星野和也君) 公共交通に移らせていただきます。 公共交通の2点目の日生駅にコンビニ、カフェなどを併設するというところですが、こちらについては民間を誘致するという考えなのでしょうか。その考えだけお教えください、時間がないんで。 ○議長(守井秀龍君) 答弁願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 駅舎の中に、それらの飲食店やコンビニ等あるいは図書館等をつくっていきたい。それについては、民間に委託する場合もあるでしょうし、備前市のほうでそれは運営する場合もあると思います。     (発言時間終了のブザーが鳴る) ○議長(守井秀龍君) 以上で星野議員の質問を終わります。   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(守井秀龍君) 会議中途ですが、この際暫時休憩いたします。     午前10時38分 休憩     午前10時55分 再開 ○議長(守井秀龍君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 次に、青山議員の一般質問を願います。 2番青山議員。     〔2番 青山孝樹君 登壇〕 ◆2番(青山孝樹君) それでは、通告に従い一般質問をさせていただきます。 まず、新型コロナ感染症緊急事態宣言下、備前市におきましても、感染により苦しまれている方、経済的に生活に困窮されている方にお見舞い申し上げます。 また、医療や介護をはじめエッセンシャルワーカーの方、市の職員の皆さんなど、市民の命と健康を守るために御努力をいただいている皆さんに心より感謝申し上げます。 それでは、質問をさせていただきます。 最初に、大きい1番目、新型コロナ感染症対策について、市長にお伺いします。 1点目に、若年層のワクチン接種についてお伺いします。 デルタ株の感染拡大とともに、20代、30代など若年層の感染者数が増え、逆に高齢者の感染率が減少傾向にあります。今後は、若年層のワクチン接種率をアップさせることが重要と考えますが、進捗状況を教えてください。 また、16歳以上のワクチン集団接種を行うお考えはありませんか。 2点目に、学校現場の対応についてお伺いします。 緊急事態宣言下で新学期を迎えたわけですが、特に配慮しているコロナ対策は何ですか。 また、市内中学校や片上高校の校内などで希望者にワクチン接種を行うお考えはありませんか。 さらに、保護者の意向で自宅待機している生徒や、学級閉鎖や臨時休校となった場合に、学校と家庭を結んでオンライン学習が行える体制は整っていますか。 3点目に、イベントや行事についてお伺いします。 今年度行う予定だったイベントや行事が、昨年同様コロナ禍で中止や延期を余儀なくされています。先日、三重国体やおかやまマラソンの中止が発表され、残念に思います。 本市においても、日生花火大会や備前焼まつりなど中止となりました。これら市内イベント中止の大きな理由は何ですか。 また、9月25、26日に開催される岡山備前SEA TO SUMMIT2021についてお聞きします。 私自身も第1回大会に参加し、全国から参加されたアウトドア愛好者と交流でき、本市の自然のすばらしさを再発見することができました。有意義な大会でした。 すばらしい大会で、次回も参加したいと楽しみにしていましたが、昨年の第2回大会はコロナ禍で中止となり残念でした。今年はと期待しましたが、コロナの状況が収まることなく、感染予防の点からやむを得ず参加を取りやめました。 今まさに緊急事態宣言が発令され、備前市においても連日複数の感染者が発表されています。市長は施政方針で、現下の市政において最優先で取り組むべきことは新型コロナウイルス感染症対策の徹底ですとおっしゃいました。 吉村市長が大会長を務められているこの大会を中止にされない理由は何ですか。 また、このまま開催されるとすれば、どのような対策の下におやりになるのですか。教えてください。 大きい2番目、防災について市長にお伺いします。 3年前の西日本豪雨、一昨年の台風による被害、いつ起こってもおかしくないとされている南海トラフ巨大地震など、気候変動の影響なのか、日本はまさに災害列島となっています。 これから本格的な台風シーズンを迎えるに当たり、備前市における防災・減災についてお伺いします。 1点目に、防災・減災においては、自助・共助・公助が大切であると言われていますが、自助・共助の必要性と公助の関わり方について市長のお考えをお聞かせください。 2点目に、備前市における自主防災組織の把握と活用についてお伺いします。 自助・共助においては自主防災組織が重要な役割を担うと思いますが、これらの把握と機能するための方法など、指導はなされているのでしょうか。 以前の質問に対して、令和元年度地区防災計画(避難支援個別計画)モデル地区に指定された片上地区の取組を全市的に活用するとのことでした。 私も地区の役員をしておりますが、市からの情報や指導もなかったように思います。その後は共有できているのでしょうか。災害はあってほしくありませんが、有事に機能する自主防災組織であることを願います。 3点目に、避難所の防災資機材備蓄状況についてお伺いします。 指定緊急避難場所及び指定避難所に毛布、非常食、救急セット、生理用品など、最低限必要なものの備蓄が必要ではないかと考えます。現在どのようになっているのでしょうか。 大きい3番目、公立夜間中学校の設置について、市長にお伺いします。 夜間中学校、正式には中学校夜間学級、これは何らかの事情で義務教育を修了できなかった人、現在不登校や過去にも不登校で中学校を卒業したけれど学び直しをしたい人、日本で生活している外国人の人、もう一度中学校の勉強をしてみたいと、そういう人が学べる学校です。 2016年に教育機会確保法が制定され、文部科学省では各都道府県と政令都市に各1校設置するよう促しています。2021年現在、設置状況は12都府県36校が設置されています。 1点目に、岡山県教育委員会による公民館を利用した夜間学び直し推進事業を利用した備前市で学び直しを行っていますが、今後は公立夜間中学校へ統合を図るというお考えはありませんか。 誰一人取り残さない、みんなでつくる「教育のまち 備前市」、このイメージアップにつながると思いますが。 2点目に、片上高校の施設を併用するなど、片上高校と連携することによって合同部活動や行事など多様な学びの場が生まれ、夜間中学校から片上高校へ進学ということにつながり、片上高校の活性化にもつながると思いますが、お考えをお聞かせください。 大きい4番目、環境美化とモラルの向上について、市長にお伺いします。 道路の緊急避難所や本線への合流地点、道路脇の河川へのごみのポイ捨てが各地で目につきます。美観を損なうだけでなく、豪雨などで流されたごみが用水路を詰まらせたと、また川まで流れたごみは海にまで達して海ごみとなり、やがてはマイクロプラスチックとなり、食物連鎖で人間の体に蓄積され健康被害になります。 先日7月4日に高松市で行われた、岡山県、広島県、香川県、愛媛県の瀬戸内4県と日本財団が連携して、瀬戸内海の海洋ごみゼロを目指す取組、瀬戸内オーシャンズXのシンポジウムに同僚議員と参加しました。 現在、日本で年間に出るプラスチックごみは2万から6万トンと言われ、そのうち4,500トンが瀬戸内海周辺のごみだそうです。この4,500トンのごみをゼロにするという壮大な取組を世界モデルにして発信するそうです。 伊原木岡山県知事も、瀬戸内海に隣接する7市とともに取り組んでいくと連携協定を結びました。 備前市の瀬戸内オーシャンズXへの参画についてのお考えをお聞かせください。 また、ごみを拾う体験がごみを捨てない人づくりにつながると考えますが、市としてごみを捨てない、捨てさせない対策は何かお考えがありますか。 最後に大きい5番目、障害者スポーツの環境整備について、市長にお伺いします。 2020東京オリンピック・パラリンピックはコロナ禍で1年延期され、さらに中止が取り沙汰されましたが、バブル方式で無観客という厳しい制約の中で7月21日にオリンピックの競技が始まり、9月5日にパラリンピックが閉幕しました。 様々な不安や心配はありましたが、蓋を開ければ日本選手の活躍もあり、日々感動の連続でした。特に、パラリンピックは日頃目にすることのない種目や、失ったものを数えるよりあるものを最大限に生かして挑戦するパラアスリートに感動し、尊敬の念を抱く日々でした。 私もブラインドサッカーやサウンドテーブルテニス、ボッチャも体験しましたが、今回パラスポーツの奥深さを知ることができました。 そこでお尋ねします。 1点目に、備前市で行われている障害者スポーツの種類と人口はどのようになっているのでしょうか。十分と言えますか。また、健常者との交流はどのくらいありますか。 2点目に、用具の購入、貸出し、指導者の養成など、障害者スポーツの普及と施設の充実を図られていますか。 3点目に、パラスポーツなどを通して障害者との交流の機会を増やす工夫をしていただけませんか。 障害を持つ人と触れ合い、お互いが理解し合うことによって、偏見や差別、いじめのない社会がつくられると思います。 浜山運動公園野球場の改修の際には、車椅子で観戦できる場所を確保していただきました。競技施設のみならず、あらゆる施設、場面のバリアフリーを達成し、ノーマライゼーションの醸成を図っていただきたいと思います。市長のお考えをお聞かせください。 以上で私の一般質問を終わります。明快な答弁をお願いします。 ○議長(守井秀龍君) ただいまの質問に対する答弁を願います。 吉村市長。     〔市長 吉村武司君 登壇〕 ◎市長(吉村武司君) それでは、青山議員の御質問に順次お答えいたします。 1番、1点目、若年層のワクチン接種についてでありますが、12歳から64歳までのデータでは1回目の接種率は62.3%となっております。 また、今後の予約総数は約1,700名となっており、これを足すと高齢者を含めた接種率は79.2%になり、ワクチンの供給が減少しておりますが、おおむね順調に進んでいるところであります。 次に、集団接種の実施についてでありますが、接種は順調に進んでおり、国のワクチン確保の基準となる対象者の接種率80%は11月上旬で達成する見込みであります。 今後は、予約者の状況やワクチンの供給量を見ながら、必要であれば集団接種の実施を検討していきたいと思います。 2点目、学校現場の対応についてお答えをいたします。 初めに、学校内での感染防止対策についてでありますが、教育委員会では、文部科学省の学校における新型コロナウイルス感染症に関する衛生管理マニュアル「学校の新しい生活様式」に基づき、備前市立学校における教育活動に係る留意事項を作成し、本市の地域の感染レベルの変動に応じて随時改定することで、必要な感染防止対策について学校に周知徹底しております。 具体的には、手洗い、マスクの着用や3密回避といった基本的な感染防止対策のほか、水泳や調理実習といった特に感染リスクの高い学習活動の扱いをはじめ、校外学習をはじめとする学校行事や外部人材を活用した学習についての基本的な考え方や具体例を示しております。 したがって、授業の実施方法という点については、この資料に基づき、その時々の備前市の地域の感染レベルに応じた適切な感染防止対策を講じた上で、教育活動を継続しております。 また、教職員の時差出勤等の配慮について、直近では夏季休暇中に限り可能な範囲で行えるようにしておりました。 2学期が始まった現時点において、市立学校ではふだんどおりに教育活動が行われており、教職員の時差出勤の実施は難しい現状にあることから、実施は行っておりません。 ただし、今後新型コロナウイルス感染症による長期の臨時休業が実施された場合については、教職員の出勤抑制に係る対応がなされるよう配慮してまいります。 また、2学期がスタートして、保護者から感染不安による在宅学習願いが提出されている児童・生徒は数名おりますが、在籍校において個別に家庭学習用プリントの配付や持ち帰り端末によるオンラインでの健康観察及び学習支援を行うなどの支援を行っております。 次に、中学校や片上高校など、希望者に校内で集団接種を行う考えについてでありますが、6月22日に文部科学省、厚生労働省から、新型コロナウイルス感染症に係る予防接種を生徒に対して集団で実施することについての考え方及び留意点についてが通知されており、ワクチン接種を集団接種によって行うことは、保護者への説明の機会が乏しくなる、個々の意向が必ずしも尊重されず同調圧力を生みがちである、接種後の体調不良に対するきめ細かな対応が難しいといった制約があることから、現時点で推奨するものではないとなっております。 このことから、市としましては学校での集団接種を行うつもりはございません。 オンライン学習が行える体制については、星野議員に対し教育長からお答えしたとおりであります。 3点目、今年度行う予定であったイベントや行事についてでありますが、9月1日の現時点では中止が10件、延期としているものが6件ございます。 次に、日生花火大会の中止の理由についてですが、御承知のように、市内外から多くの来場者が見込まれる中、コロナ禍において十分な感染症対策を取ることが困難なため、昨年に引き続き実行委員会で中止と決定されたものであります。 また、備前焼まつりにつきましても、毎年県内外から多くの方が来場されることから、地元の伊部地区や備前焼作家の皆さんの御意見をお聞きし、備前焼まつり実行委員会の判断にて、10月16日、17日の備前焼まつりの中止が決定されました。 岡山備前SEA TO SUMMIT2021については、事前申込みにより、参加選手は、住所、氏名、連絡先を把握でき、2週間前から体温測定を実施し、大会当日は、コロナウイルスワクチンを2回接種していることもしくは大会直前のPCR検査の結果陰性証明書を提示できることを条件として、同行者、スタッフ及び関係者においても同様とし、感染対策を徹底することで開催が可能であると現時点では判断したものであります。 しかしながら、今後緊急事態宣言の延長並びに全国の感染状況を見ながら、開催または中止を決定してまいりたいと考えております。 2番、1点目、自助・共助・公助の考え方についてでありますが、自助・共助における自主防災組織の必要性は今後さらに増してくるものと考えております。 いざ災害が起きた場合、行政ができることには限界があり、自らの命は自らで守る、いわゆる自助は、自分の意思や責任において最善の行動をしていただくことが重要であると言われております。 また、そういった個々の判断だけでなく、平素から、顔見知りである自主防災組織や自治会などと住民同士の助け合いの共助もより有効であると考えられております。 したがって、防災・減災対策を進めていく上で住民主体での取組がますます重要になってくると感じているところであります。 市では、自主防災組織に対し、活動に必要な資機材の購入補助、地域における防災リーダー育成のための防災士資格取得補助など、自主防災組織の強化に対し支援を続けていきたいと考えております。 2点目、自主防災組織の把握と活用についてでありますが、令和3年3月31日時点での自主防災組織数は92組織、全世帯におけるカバー率は89.7%となっております。 取組内容については、全ての地区の把握はできておりませんが、災害など有事の際、自主的な活動を行っていただけるよう、結成と併せて啓発に努めてまいります。 また、平成31年度に片上地区での岡山県地区防災計画作成モデル事業につきましては、作成に複数年を要するため、昨年度より地区と危機管理課の共同事業として引き続き行うこととしております。 現在は、人が集まらなくても行える計画の土台となる声かけ名簿の更新や個人情報カードの作成などに取り組んでいただいていると聞いております。 今後も支援を行い、計画作成ができた際には取組内容を他地区と共有できるよう考えてまいりたいと思います。 3点目、避難所の防災資機材備蓄状況についてでありますが、議員が言われるとおり、避難所に最低限必要なものが備蓄できていることは大事なことと思います。 しかし、指定緊急避難場所や指定避難場所での飲料水や食料など消費期限のあるものについては、管理が困難であります。そのため、本庁や各総合支所より避難所へ配付することとしておりますが、加えて家庭での非常持ち出し用品の準備もお願いをしてまいりたいと考えております。 3番、1点目、備前市夜間学び直し事業の今後についてでありますが、3年間の岡山県からの委託金が今年度最終年度になることから、受講者のニーズを聞き取りながら、教育の機会確保ができるよう、改めて事業の今後について検討してまいります。 次に、この学び直し事業を公立夜間中学校に統合してはとの御提案や片上高校の施設を共用してはとの御提案をいただいておりますが、そもそも学び直し事業と夜間中学ではそれぞれの考え方や内容が異なるものであること、そして夜間中学については以前市内外に広く綿密なニーズ調査を行っております。その結果、備前市のみでの生徒の確保は厳しい状況であることがその理由になります。何とぞ御理解を賜りますようお願いをいたします。 4番、環境美化とモラルの向上について2点の御質問がありましたが、関連がございますので一括してお答えいたします。 瀬戸内オーシャンズXは、岡山県をはじめとする瀬戸内海に面する4県と日本財団とが海洋ごみ対策における広域でのモデル構築を目指した共同事業として、昨年12月に発足したものであります。 このように岡山県が発足団体であることから、沿岸部の本市も会議等へ参加できる機会があると聞いております。 なお、当団体は令和3年7月に初めてシンポジウムを開催され、これから幅広い事業が展開されるものと期待をしております。 今後、参加に際した場合に、ごみ拾い体験事業やモラルの向上啓発事業など提案をしてまいりたいと思いますので、御理解をお願いいたします。 5番、1点目、備前市で行われている障害者スポーツの種類と人口についてでありますが、岡山県主催の障害者スポーツ大会に例年数十名の障害者の方が参加しております。 直近に開催された令和元年の大会では、陸上、水泳、卓球など公開競技を含む14の競技が行われ、備前市からは陸上、卓球、ボウリング、フライングディスクの競技に33名の方が参加されており、市体育館では視覚障害の方の卓球愛好グループがあります。 また、障害のある方との交流を図るスポーツイベントは、陸上競技やマラソン大会に岡山県を拠点とした佐藤友祈選手、松永仁志選手、生馬知季選手、村岡桃佳選手などのパラリンピック出場の車椅子選手が参加をし、会場を盛り上げていただいています。 2点目、障害者スポーツの普及と施設の充実についてでありますが、ボッチャ、シャッフルボード、クロリティー、ペタンクなど容易に楽しめるものは総合運動公園で団体貸出しが可能であります。 今後も、健常者、障害者を問わず、手軽に楽しめる用具があれば購入し、スポーツ推進委員を中心に指導可能な方を地域に派遣をすることができます。 3点目、パラリンピックを契機にノーマライゼーションの醸成についてでありますが、ノーマライゼーションの理念とは、全ての人が障害の有無にかかわらず、その人の個性が尊重された日常生活、社会生活を送ることが望ましいという考え方であると理解しておりますが、障害がある人とない人とが共生できる社会の構築ができているかと言われれば、まだまだ道半ばではないかと考えております。 東京2020パラリンピックにおいて、障害のあるアスリートが活躍する姿を国民が目にすることで、障害のある人に対する理解がより深まればと思いますし、本市でパラリンピックの聖火の採火を行ったことも意義のあることだと考えます。 備前市としても、障害がある人とない人とが共生できる社会を構築するための施策を打ち出すよう、考えていきたいと思っております。 私からは以上であります。 ○議長(守井秀龍君) 再質問はありますか。 再質問に入ります。 青山議員。 ◆2番(青山孝樹君) それでは、再質問させていただきます。 非常に細かいところまでお答えいただきまして、ありがとうございました。 まず、1点目の若年層のワクチン接種についてなんですが、この11月上旬をめどに80%が終わるということなんですが、これをもう少しスピードアップをするというふうなお考えはないでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 備前市におきましてはスピードアップは重要な課題でありますが、県のほうからワクチンがいわゆる参りますのが最近は大変減っておりまして、私も改めて岡山県知事に要望書を出したところでございます。もう少し、少なくなるのかなと思って心配しておりましたが、今何とか、その要望書のおかげかどうか分かりませんが、必要最小限のワクチンが備前市に参っております。 これらを有効活用しながら、少しでも早く希望者にはワクチン接種が済むように、備前市として最大限の努力をしてまいりたいと思います。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 青山議員。 ◆2番(青山孝樹君) その場合にワクチン接種の集団接種というふうなことなんですが、特に若い方、個別の例えばかかりつけ医で接種をというふうなことも備前市では大変進んでおるんですが、なかなかそういうところへ出向くとかというふうなことはふだんからあまりないんで、そういう場合に、この8月にも2回ほど集団接種をやっていただいておりますけど、そういう形で比較的集まりやすいような、利用しやすい場所で行うというふうなことはお考えいただけないんでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 先ほど申しましたように、まずワクチンの確保が岡山県下各自治体一生懸命でございまして、その中で岡山県から備前市に極力多くのワクチンを頂戴するように、保健福祉部部長、課長、大変頑張っていただいております。 ただし、その供給量に限りがありますもんですから、いわゆる集団接種というには、備前市、これから先、今は考えておりません。 ただ、13病院、医院、診療所等が皆さん御協力いただいておりますので、かかりつけ医あるいは3病院、草加病院を通じて、でき得る限り接種券をお持ちの方には早めにワクチン接種が済むように、備前市としてもあらゆる方法で告知し、また交通手段等を利用して促していきたいという考えには変わりはございません。 皆さん方の協力を期待するところであります。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 青山議員。 ◆2番(青山孝樹君) また、若者間で広がるデマの情報といいますか、そういったようなことによって足踏みをしているような若者も多いんじゃないかと思うんですけど、そういうことに対しての対応といいますか、対策といいますか、そういったようなことは考えられていますか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 河井保健福祉部長。 ◎保健福祉部長福祉事務所長(河井健治君) SNS等で誤った情報というのが流れているのは承知しておりますが、それを私どものほうで全てを打ち消していくということは考えておりませんが、接種券案内等の中で、正しい理解の下でワクチンで重症化が防げたりというようなことが考えられますので、あくまでも任意ではございますが、ワクチン接種のほうをお願いしたいという案内のほうは、あとホームページ、それからLINE等でも積極的に発信しているところではございますので、引き続き努力は続けてまいりたいと思います。 以上でございます。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 青山議員。 ◆2番(青山孝樹君) 先ほどの県のほうからの配給が少ないんでということでしたけど、全国的に見ても、今までファイザーだったものがモデルナとかアストラゼネカですか、そういったものとか、国内でも開発をしているとかというふうなことで、供給が早まった場合に接種の方法もまたお考えいただけたらと思います。 次、2点目の学校現場での対応ということなんですが、これは先ほど星野議員のほうからもいろいろ尋ねられて、お答えをいただきました。 マニュアルに沿ってやられるということなんで、その辺はいいんかなと思うんですが、急な学級閉鎖とか臨時の休校というふうなことになりましたときに、例えば時差登校とか、あるいは学年間の生活時間の調整、休憩時間をちょっと変えて大勢が密集にならないようにとか、そういったようなことも考えていただけたらと思いますし、特に子供たちの心のケア、新学期が始まって心のケアが一番、直接感染症の対策とは違うかもしれませんけど、心のケアというのが学校現場でも大切じゃないかと思うんですけど、その点についてはどのようなお考えで、何かされているようなことがあったら教えていただきたいと思います。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 石原教育部長。 ◎教育部長(石原史章君) 御心配いただきましてありがとうございます。 心のケアの問題につきましても、教育委員会といたしましては重要な課題であるというふうに認識、位置づけをしているところでございます。 スクールカウンセラー等の御尽力もいただきながら、一人一人に寄り添うような形で、より早く、丁寧に対応ができるようにというふうに考えております。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 青山議員。 ◆2番(青山孝樹君) ぜひ、新学期といいますとただでさえ心の揺れる、そういう時期でいろんな問題も起こると思います。ぜひ、生徒・児童をしっかり観察していただいて、ケアをお願いしたいというふうに思います。 続いて、イベントや行事についてということで、イベントとか行事、これが市内で行われるものも延期や中止ということになったということで、資料をいただきましてありがとうございます。 こうやってみますと、ほとんどのイベントが思うようになされていないということで、これは本当に残念なことではありますが、このコロナ禍で致し方ないところもあるのかなというふうに思います。 それで、SEA TO SUMMITの件なんですが、これは私も前回参加したときに300名の定員ということで、ほぼそれに近いような人数で参加されて、半数以上が県外の方だった。そういう方はいろんなところの大会を渡り歩いてこられて、いろんな話をさせていただいて非常に参考になった大会でした。 この大会につきましては、今年も全国で10大会開かれるということで、そのうちの8大会が既に中止ということで、この10月に入ってからの大会も二、三、中止になっているようです。 その10大会のうち、備前市と、それから三重県の大会、三重県の大会は11月に行われるということで、まだ先のことかなと思うんですが、備前市の大会につきましてはこの9月25、26に行われるということで、これの決断というのが、緊急事態宣言が解除されるとか、そういったようなことも基準にあると思うんですが、今、備前市の感染状況を見ておりますと、連日複数の感染者があり、先日はクラスターもあったというふうなことですね。非常に皆さん心配されているんじゃないかと思います。 このSEA TO SUMMITについての決断、他の大会に比べてこれだけ遅れているというふうなところの判断を実行委員会の中でやられていると思うんですけど、そういう中でどのような意見とかがありましたでしょうか。ちょっとそういうことも教えてください。 ○議長(守井秀龍君) 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 現在、SEA TO SUMMITに参加される方は77名でございます。申込みがありますのが。 この77名の方には、今現在は、ワクチン接種を2回以上、PCR検査の場合は4日前までの陰性証明ということを前提で今募集しておりますが、岡山県が12日以降、まん延及び緊急事態がどのようになるかということを考えて、最終決定をしていきたいと思っております。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 青山議員。 ◆2番(青山孝樹君) ワクチン接種の状況あるいはPCR検査を前日に行って陰性のというふうなことなんですが、この辺の確認とか、そういったようなものというのは十分なされる体制なんでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) このスポーツについて、77名の参加者の方がワクチン接種等についてもお願いをしておりますし、またワクチン接種をしておらない方についてはPCR検査の陰性証明を提示しなければ参加ができないという前提で、今現在、12日の国の岡山県に対する緊急事態宣言がなくなるか、なくならないかというところを見て決めていく、それで私は大会の実施、中止を決めればいいと思っております。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 青山議員。 ◆2番(青山孝樹君) 何か今日そういう決定の会議も行われるということで、関西圏、関東圏ですか、そういったようなところが延長になるんじゃないかということで、岡山が外れるという可能性もあるんですが、やっぱり参加される方というのは、そういったような、引き続き緊急事態宣言が発令されておったり、あるいは岡山県においても次にまん延防止というふうな、次の段階で、まだある程度の規制といいますか、お願いをする、しなければいけないような状況じゃないかと思うんですけど、その点についてはいかがでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 先ほどお答えをしたつもりでございますが、今、来週の12日に国がどのような方針を取るかということ、それが岡山県にどのような適用になるかということ、緊急事態の場合は全県に対応しますし、まん延防止は知事が特定の地域を決めるわけであります。 それはそれとして、国なり県が決めることでございますので、私どもは粛々とそれに対応していくということであります。 一方、このようなスポーツについて、77名の参加で、国の言う3密とか人流とかというものが著しく損なわれるような場合は、中止をしなきゃならないと思っておりますけれども、今現在、プロ野球にしてもサッカーにしても、スポーツにおいても、それぞれ一つのルールを決めて実施をしているところでございます。 何もかも中止、中止ということじゃなしに、そのスポーツの内容、行事の内容を見ながら、備前市が主催する場合の対応はそれぞれ異なるものだと思っております。 このSEA TO SUMMITについては、12日の国の対応、県の対応を見て最終決定をさせていただきたいということに尽きると思います。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 青山議員。 ◆2番(青山孝樹君) 住民の、市民の命と、それから生活、安全をまず第一にコロナ対策をやっていかれるというふうな市長の姿勢だったものですから、ぜひその辺のお考えで英断をいただきたいというふうに思います。 ここに出ているイベント等につきましても、そのイベントを楽しみにしたり、担当される方、この中止や延期の英断を下されているということで、特に県外の方が来られるような大会ですのでよろしくお願いしたいというふうに思います。 次に、防災についてお伺いします。 自主防災ということで、自らの命は自らで守るということなんですが、なかなかですね、人間というのは、自分から自発的にやるというのはなかなか難しいところがあるんじゃないかなというふうに思うんです。 そういう中で、自主防災組織というふうなことで組織的にやっていくとか、あるいは市やそういった組織からの指導でやっていくというふうなことになると思うんですが、去る西日本豪雨の際に、総社市の下原地区というところが、これは自主防災組織が日頃から活動を大変熱心にやられて、しかもいろんな避難訓練もやっておられる。そういう中で、夜間避難訓練をやっていたために、その当時判断が難しかったその避難の中で、夜になってしまった。でも、ここで判断しなければいけないということで、夜間避難訓練もやっていたということで決断を下して、住民全員が避難して一人も命を落とす者がなかったというふうなことをお聞きしております。 まず、そういう総社市の取組について、私もホームページで見たんですが、自主防災組織なんかのことについても詳しく、しかも分かりやすくホームページにアップされております。 備前市のホームページを見させていただいたんですけど、ちょっと分かりにくくて、自主防災組織のことについても、自主防災組織に参加して命を守りましょうというふうな形で、そういう自主防災組織を形成している、先ほど92件と言われましたかね、そういったような組織も全部がちゃんと機能しているのかどうか、そういうことのチェックや指導もしていただきたいというふうに思うんですが、その点についてはいかがでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 実は私が前の期のときにタイムラインという制度をつくりまして、危機管理課を設けまして、72時間前からいわゆる災害情報を取っていこうという形でおりました。並行的に片上地区は実は全国表彰をいただいた記憶がございます。 片上を中心にこの92地区の皆さん方が防災意識を涵養され、一人の大きな被害も起こさないように、このタイムラインプラス備前市の早めの退避勧告が命を救う、それが一番大事と思います。ただ、時間が夜中等は大変危険な状況もありますので、空振りを恐れずに、備前市はそれを打っていく。 そして、できる限りこの92以上に100%の防災組織ができればいいんですが、現実がこれでございますので、この皆さん方にも逐次、備前市の危機管理課から防災情報を作っていく、ハザードマップを新しく作っていく。いろんな対応をしながら、市民の皆さん方の命と財産を守っていく。これは市の大きな仕事と思っております。 これからも各地区の防災組織のより一層の充実あるいは情報の交換等を行っていきたいと考えております。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 青山議員。 ◆2番(青山孝樹君) 片上地区の取組につきましては、私も会合に参加させていただきまして、非常に熱心にやっておられるということを拝見いたしました。その際に、香川大学の先生だったでしょうか、来られて、そういう防災の方法についてもいろいろと研究されておりました。 そのモデル地区の取組を、先ほどの話では、このモデル地区の期間は終わったんだけど、今後も引き続きやっていかれると。その集約といいますか、そういったようなものはまた複数年かかるんだというふうな、作成ですかね、については複数年かかるんだというお話もあったんですけど、やはりその中で取り組まれて、こういうようなものはほかのところにもぜひお願いしたりとかというふうなことを早めにそれぞれのところが共有できるようにしていただきたい。 これはいつ起こるか分からないというのが災害なんで、何年かたってこういういいものができたからやりましょうという、その間に災害が起こるということは考えられますので、その辺の、小出しでもいいからやっていくというふうなことについてはいかがでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 佐藤市長公室長。 ◎市長公室長(佐藤行弘君) 議員がおっしゃられますように、できる、特に最後の完成を待たずとも、できることについてはそれぞれの地域に横展開して活用できるようにしていければいいというふうに思っております。 以上です。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 青山議員。 ◆2番(青山孝樹君) そういったようなものをホームページとか「広報びぜん」とか、そういうものも使って流していただけたらというように思います。よろしくお願いします。 3番目の夜間中学校の件なんですが、これは夜間中学校、なかなかニーズが、十分備前市の中ではないというふうなことも調査で分かったんだというふうなことを言われたんですけど、近隣の市町村も広く交えて、そういうふうなニーズを調べていただくとか、岡山市で行っている、これはみなしの夜間中学校ですけど、最初はもうほとんどというか、参加者というか、ニーズはなかったんですけど、今はもう200名のそういうそこで学びたいというような人が出てきているというふうなことで、もっともっと掘り下げたらそういうニーズはあるんじゃないかなというふうに思います。 私も、これは通信制のほうで3年間、教員をしておったんですけど、その中に備前市からも何名も来られておりました。これは高校ということもあるんですけど。ぜひ、そういう、もう少し掘り下げて調査をしていただけたらというふうに思います。これはお願いです。 それから最後に、すいません、4番目の環境美化とモラルの向上ということで、瀬戸内オーシャンズXというふうなお話をしたんですが、もう既にそういう協力体制をつくっていただいているようなんですけど、特に、やはり体験というふうなことは、ごみを拾う体験がごみを捨てないというふうな、そういう意識にもつながると思うんです。 やはり全体的にモラルの低下というふうなことであるのかなというふうに思うんですけど、そういう機会をたくさんつくっていただけたらなというふうに思います。 最後の障害者スポーツの環境の件なんですが、これもここに資料を出していただいておるんですが、岡山県の障害者スポーツ大会出場者数ということで調べると、種目も限られますし、少ないかなというふうなことは思うんですが、もっと、ここにはボッチヤとかというふうなのはないんですけど、そういったようなものもやられているようなところもありますし、もしかしたらこのパラリンピックを見ていろんな種目に興味を持って、やりたいというふうな人も出てくるんじゃないかなと思います。 そういう意味で、もう少しそれをやるような場面をつくっていただけたらなと思います。 例えば学校でそういう競技をどんどんやってみて、そこへ障害者の方も一緒になってやる。競技だけの理解だけじゃなしに、障害者自体と触れ合うということでいろんな理解が広がるんじゃないかなというふうに思うんですが、その点についてはいかがでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 松畑教育長。 ◎教育長(松畑煕一君) 御指摘のとおり、学校においても障害者というのは一つの大きな対象といいますか、考えなきゃいけない重要な課題の一つですので、スポーツ面から、そういう形の、私も十分、現在どの程度充実しているかとかというようなことを把握できておりませんけれども、それは早急に把握して、必要なところはさらに前進していきたいと思っています。御指摘ありがとうございました。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 青山議員。 ◆2番(青山孝樹君) ぜひ、そういう機会を至るところで設けていただけたらと思います。 それから、施設の件につきまして、先般も浜山野球場の障害者の観戦場所というふうな、バリアフリーでやっていただきました。今後新設とか改修で行われるような施設については、バリアフリーということをお考えいただきたいですし、スポーツ施設のみならず、駅のトイレでありますとか階段でありますとか、そういったようなところも、ぜひ目を向けていただけたらというふうに思います。 この点について一言だけお願いします。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 本当に備前市がバリアフリーでどなたも通行の自由、交通の自由ができるようにしていきたい……。     (発言時間終了のブザーが鳴る) ○議長(守井秀龍君) 発言中ですが、制限時間ですので青山議員の一般質問を終わります。 以上で青山議員の質問を終わります。   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(守井秀龍君) 会議中途ですが、この際暫時休憩いたします。     午後0時00分 休憩     午後1時00分 再開 ○議長(守井秀龍君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 次に、掛谷議員の一般質問を願います。 11番掛谷議員。     〔11番 掛谷 繁君 登壇〕 ◆11番(掛谷繁君) それでは、通告に従い、一般質問をさせていただきます。 大きな項目の1、備前市の2050年ゼロカーボンシティの取組についてであります。 世界的に気候変動が大きな問題となっており、昨年10月、政府は2050年までにカーボンニュートラルの実現を目指す方針を打ち出しました。 今年4月には、その中間目標として、2030年度の温室効果ガス排出量を2013年度比46%削減する新たな方針も発表されております。 こうした中で、水素をエネルギー源とする先進都市が次々と計画や実現をしてきております。 山口県の周南市は脱炭素コンビナート構想案を打ち出し、火力発電の燃料を石炭から水素へ転換し、木質バイオマスの地産地消を図り、2050年までに国内の温室効果ガス排出実質ゼロにする水素先進都市づくりを加速しております。 巨大な既存のタンクで水素貯蔵し、船で運び出す拠点とし、山間部では木材を使用したバイオマス発電として使い、さらに市街地では水素を燃料とする燃料電池バスを走らせる。いずれも具体的な事業額や実現時期はこれからであります。 一方、東日本大震災に見舞われました福島県浪江町は日本で唯一水素製造工場が建設され、2020年、安倍元総理が出席して完成式がありました。 茨城県でも、鹿島港や茨城港を中心とした臨海部での長期プロジェクトをはじめ、水素などの新エネルギーを官民連携しての供給拠点づくりが進められております。 そこで1点、この水素コンビナートのまちづくりは備前市では可能か。可能であれば、やり方や官民連携等についての市の計画があればお聞かせくださいということで、本日その案が出たようでございますので、また御説明をお願いしたいと思います。 大きな項目の2、まちづくりについて、1点目、まちづくり会議について、現制度の検証についてどこの地区がどのような取組をされているのか、お伺いいたします。これもA3判で資料が出ておりますが、少し説明もお願いしたいと思います。 2点目、この制度の今後の方向性について、現状と変わらないのか、変わらずならどのようになるのか、お伺いをいたします。 3点目、地区や地域の要望の在り方について、このまちづくり会議と区会との連携について現況どのようになっているのか、お聞かせください。 大きな項目の3、教育について、1点目、同僚議員も同じところもありますがもう少しお聞きしておきたいと思います。 この小中一貫教育の推進について、目的の再確認をさせていただきたいとともに、さらなる強化と具体的な取組についてお伺いをいたします。 2点目、備前市版英語教育の取組について、文科省の学習指導要領プラスアルファ以上を、つまり特区を設けてやる、そのようなところまで考えておられるのか、方針について教育長にお尋ねいたします。 3点目、学校支援協議会の取組の現状と推進についてであります。 地区住民と学校との連携で小・中・高、小・中学校が生徒がすくすく育つよう取り組んでいる事業でありますが、私は、大分時間がたっております、一般質問を過去させていただいた折、全市への展開をしていきたいとの当時執行部の答弁であったと記憶しております。 現状と今後のどのように取り組まれるか、お伺いをいたします。 4点目、県立備前緑陽高等学校との連携について、現在1学年の定員は160人、現生徒数は約130人、県教委は1学年80人になると県立高校の統廃合の対象とすると聞いております。 教育委員会と中学校と緑陽高校と、さらに強化連携し、緑陽高校への進学率が図れないか、具体的な手だてはないか、お伺いをいたします。 5点目、中高校生議会の実施について。 前田原市長時代に、高校生を中心にした議会を実施してはとの提案を私は申し上げたところ、新庁舎が完成した後にやりたいとの答弁をいただいております。 しかしながら、今はコロナ禍でありますので、収束へ向かうならばコロナ対策を十分取りながら実施していただきたい。いかがでしょうか、御提案申し上げます。 6点目、ICT環境、Wi-Fi環境の公共施設への整備や家庭への環境支援について、現状とこれからの計画についてお伺いをいたします。 7点目、新学期に際しての、始まっておりますが、学校におけるコロナ対策及び自殺対策などについて文科省からの通達が届いていると認識しております。備前市はどのように対応しているのか、お伺いをしたいと思います。 8点目、教育長のこのたびの政務報告の中で、備前市まるごと大学校(仮称)や備前市まちじゅう図書館(仮称)について述べられていますが、どういうイメージなのかよく分からないので、お聞かせをいただきたいと思います。 大きな項目の4、備前市公共施設個別計画について。 1点目、個別施設のスクラップ・アンド・ビルド計画について、今現在の状況とそれに基づく来年度以降の計画についてお聞かせいただきたいと思います。 2点目、防災等の、いろんなことですが、多目的広場の施設整備、私はここではドームについてお伺いしたい。 私は、和気ドームより一回りか二回り大きい市のシンボルとなるような多目的に使えるドームを整備してはどうかと提案をしたい。その真意は、市長が屋根つきスポーツ広場の提案をされておりますが、他地区にも必要なら整備を考えるとの御答弁でございました。 私は、多額の費用をかけるならば、備前市民全員を対象にした多目的な屋根つきドームのほうが市民に理解され、新たな備前市のシンボル的有効性のある施設となり得ると考えたからでございます。市長の見解を求めます。 3点目、専門学校、総合福祉センター、児童館、都市公園、道の駅等の施設整備の声が議会や市民から聞こえてはきます。 そういった多くの、多額な金が、お金がかかるわけですが、どこの場所に、どれくらいの規模で、どれくらいの予算で、いつ頃までに決められるのか、今後の計画についてお伺いをしたいと思います。 大きな項目の5、防災・減災の取組について。 1点目、マイ・タイムライン、家族防災会議、家族との連絡方法について、市の現在の啓発活動はどのようにされているのか。また、今後の具体的な啓発活動についてお聞かせください。 2点目、これも同僚議員が少しやりましたけども質問させていただきます。 防災訓練の在り方について、春から秋までの間、地域や地区防災会議で、会議や夜間訓練の実施についてでございます。 特に、地震を除いて、5月から10月末頃までは集中豪雨や台風シーズンであり、地域や地区での防災会議を月1回は開き、職員も派遣し、自然災害に対して命と生活を守るため、市がもっと前面に立ち、万全な体制を取っていくことを御提案申し上げます。いかがでしょうか。 3点目、今の2点目と関連しますが、地区防災の在り方について。防災士、防災リーダーの任命及び研修の実施について。赤磐市では多くの市民に防災士を取得させ、また瀬戸内市では防災リーダーを任命、両市とも研修会を実施してリーダーづくりに力を入れております。そして、自主防災組織の中心者として活躍していると聞いております。 備前市は何か中途半端な感じではないかと思っております。現状と今後の地区防災リーダーの在り方について、見解を求めます。 4点目、家庭の備蓄の実態と支援の在り方について。 ここでは防災グッズを中心に話させていただきますが、各家庭の防災グッズ等備蓄の実態調査について、実施しているのかどうか、まずお尋ねしたいと思います。 調査結果で少ない場合や問題があれば、補助または現物の物資の支給を行ってはどうか、提案をいたします。 次に、倉敷市では内水氾濫等で浸水のおそれがある箇所について、止水板の補助制度を設けています。 備前市は、過去からの歴史的な被害があったところや条件がそろえば、こうした補助制度を設けてはどうかも提案したいと思います。よろしくお願いいたします。 5点目、線状降水帯対策について。 線状降水帯という新たな災害が生まれています。地域防災計画の見直しに含める必要があると考えます。どのように見直しをされるのか、お尋ねいたします。 また、線状降水帯が発生するおそれがある場合、市民への周知徹底をどのように考えておられるのか、お尋ねをいたします。 6点目、ボランティアセンターについて。 まず、ボランティアセンター設置場所はどこになっているのか、お尋ねいたします。 また、瀬戸内市は市と社協と連携を見直して、国からの補助を受けられると新聞紙上で拝見いたしました。備前市ではどのようになっているのか、お知らせください。 大きな項目の6、新型コロナウイルス感染対策について。 1点目、ワクチン接種のロードマップについてであります。 ワクチンの今後の入荷予定、接種会場、接種対象など、これらのロードマップをということでございますが、今回資料が出ておりますので、説明も少しお願いしたいと思います。 2点目、コロナによる被害、いわゆる企業、家庭への支援について、企業や飲食店への支援について確認も含め、改めて最新情報をお聞かせください。また、家庭や個人への支援についてもお尋ねいたします。 3点目、ワクチン接種の証明について、海外では、いろんな報道の中で、コロナワクチン接種の証明書の発行がどんどん進んでいます。行政施設やイベントの入場時、大学等様々なところでスマホや紙媒体で発行されております。 政府の指針は、その中で市町村での発行はできるとの見解を示しています。 備前市でも、関係機関、企業、個人等含め周知し、安全・安心を担保できるよう、コロナワクチン接種の証明書の発行を積極的に取り組んでいただきたいと。 以上、執行部の見解を求め、私の一般質問を終わります。明快なる答弁をお願いいたします。 ○議長(守井秀龍君) ただいまの質問に対する答弁を願います。 吉村市長。     〔市長 吉村武司君 登壇〕 ◎市長(吉村武司君) それでは、掛谷議員の御質問に順次お答えいたします。 1番、水素コンビナート関係についてでありますが、本市は本年2月に、2050年二酸化炭素排出実質ゼロ宣言を表明し、ゼロカーボンシティの実現に向けて持続可能なまちづくりに取り組んでおります。 本宣言を具現化する取組の一つとして、8月発足したプロジェクトチームを中心に、次世代のクリーンなエネルギー源としての水素を活用したまちづくりについて、検討を開始したところであります。 今後は、議員御提示の山口県周南市など他の自治体の取組も参考にしつつ、取組目標や施策の方向性等などを示した基本構想を策定することとしております。 なお、まちづくりの将来像としては、水素の製造、貯蔵、配送を担う水素コンビナートを核として、太陽光や木質バイオマス等の再生エネルギーを組み込んだ水素サプライチェーンの構築を目指すこととしております。 2番、1点目、まちづくり会議の現制度の検証についてでありますが、それぞれのまちづくり会議において地域の課題やまちづくりについて真剣に向き合い、話し合う中で、改めて地域の魅力や地域資源の発掘を行い、いかに地域を活性化していくか、地域の魅力をどのようにして発信していくかなど、真剣な議論がなされております。 今後において、さらに地域の活性化と問題解決の協議と取組がなされることを期待しております。 2点目、まちづくり会議の今後の方向性についてでありますが、昨年度からまちづくり会議のサポートとして県内の地域課題解決支援を行っているNPO法人みんなの集落研究所と契約をし、集落支援事業の取組事例等を紹介してもらい、地域に合わせた伴走支援を行っております。 今後も、実効性あるものとなるよう見守ってまいります。 3点目の地域要望の在り方についてでありますが、まちづくり会議は区会をはじめとする地域で活動する各種団体から成る組織で、各地域の課題をみんなの課題として解決しながら、まちづくりあるいは地域の活性化に取り組んでいくものであります。 まちづくり会議のサポートとして、地域担当職員が情報の提供、担当課との連絡調整の役割を担っており、地域担当職員の育成にも取り組んでまいります。 4番、備前市公共施設個別施設計画についての1点目、個別施設のスクラップ・アンド・ビルド計画についてでありますが、個別施設計画は、公共施設等総合管理計画を具現化するため、公共施設238施設368棟について、構造の劣化度に応じてAからDの範囲で対策の優先順位を示し、施設の重要性などに応じて施設ごとに今後の取組方針を定め、優先的に対策を行う施設を明確化するものであります。 計画については、令和3年度から令和12年度までの10年間としており、社会経済情勢等の大きな変化があった場合は計画の見直しを行うこととしております。 今後は、施設の状況に応じて実施を検討することとしております。 2点目、防災等の多目的広場の施設整備の御提案でありますが、今回再提案しております吉永、片上地区には、財源として、現在ふるさと納税による寄附を原資とする備前市まちづくり応援基金を充当するように考えております。 また、市内全域からの市民が集い、シンボルとなるような拠点場所として、多くのスポーツが楽しめる多目的の広場として、ドームといった大型施設があってもよいのではないかとも考えております。 3点目、専門学校、総合福祉センター、児童館、都市公園、道の駅等の今後の計画についてでありますが、まず専門学校、総合福祉センターにつきましては、現在、旧アルファビゼンの跡地活用の実施設計業務を委託しておりますが、市民の学習活動や地域文化創造の交流拠点となる施設を目指し、専門学校や総合福祉センターも含め、可能な限り反映できるよう再検討をしております。 なお、国の補助事業の対象になる部分については、県との協議を行い、また有利な起債が適用できるよう調整をし、公共施設に係る財源負担を軽減し、持続可能な財政運営ができるよう検討しているところでございます。 児童館については、現在のところ教育長の下で、まちじゅうどこでも図書館事業として進めてまいりたいと考えております。 都市公園については、公園整備についての計画となりますが、市民のニーズ等を踏まえ、都市公園に限らず大小の公園整備を考えてまいります。 道の駅については、現在、国土交通省から防災上安全な地形である場所を選定するようにとの意見を受け、事業化へ向け適地の選定を行っているところであります。 5番、1点目、マイ・タイムライン、家族防災会議、家族との連絡方法についてでありますが、平時よりあらかじめ決めておく自分自身の計画であるマイ・タイムラインや家族との連絡方法などについては、平時より自助として取り組んでいただきたいと思っております。 なお、マイ・タイムラインに関する情報については、ハザードマップに掲載できるように進めてまいります。 現在の啓発活動については、市ホームページに災害避難カードの作成について掲載しておりますが、平時より取り組んでいただきたいことについても啓発に努めてまいりたいと思います。 2点目、防災訓練の在り方、春から秋までの地域・地区防災会議、夜間訓練の実施についてでありますが、防災訓練の在り方につきましては、市としましてはコロナ禍の中、昨年度と今年度につきまして、大規模な総合防災訓練としては実施しておりません。 昨年度は、地域の方と感染症対策に対応した避難所開設訓練と防災行政無線を使用した情報伝達訓練を市災害対策本部設置訓練と併せ、リモートにて実施をしております。 本年度は、市職員で市災害対策本部設置訓練と感染症対策に対応した避難所開設訓練をリモートも併せ実施いたしました。 検温や手指消毒、フェースシールドを着用するなど感染症対策を行っております。 来年度以降は、市民の方が参加できるような感染症対策を講じた訓練が行えるよう、考えていく必要があると考えております。 地域においても、感染症対策を講じた上で、防災会議や夜間訓練などの取組を行っていただけるよう啓発をしてまいりたいと思います。 あわせて、地区自主防災組織に対し、防災出前講座などを引き続き活用していただき、防災意識の向上ができるよう努めてまいります。 3点目、地区防災の在り方、防災士、防災リーダーの任命及び研修の実施についてでありますが、自主防災組織から推薦のあった方への防災士資格取得補助を自主防災組織に対して行っていますが、資格取得後の活動に対しては把握はできておりません。 今後、地域の防災活動や市防災活動に対し積極的に取り組んでもらえるよう、日本防災士会岡山県支部に相談しながら検討してまいりたいと思います。 4点目、家庭の備蓄の実態と支援の在り方についてでありますが、今年6月に行った住民意識調査の中に、災害時に備えて備品、備蓄品を3日分用意していますかとの問いがありますので、調査については改めて考えておりません。 備蓄をされている割合は26.5%となっております。 非常時の備蓄品につきましては、必要なものはそれぞれ異なりますが、最低3日分を用意していただき、使ったら使った分だけ新しく用意するローリングストックで各家庭において備蓄していただけるよう、「広報びぜん」やホームページで啓発に努めてまいりたいと考えております。 また、止水板の補助制度についてでありますが、他市の状況を参考に検討してまいります。 5点目、線状降水帯対策についてでありますが、線状降水帯が発生する以前より既に降雨があると思われるわけであります。 大雨が予測される場合や台風などについては、事前に岡山県が気象に関する説明会を開きます。 気象台から、今後の災害に係る防災シナリオにより説明がありますので、線状降水帯の発生の有無にかかわらず、高齢者等避難や避難指示の発令により住民に避難情報の周知を行います。 また、線状降水帯は降雨の原因となる気象現象であり、災害ではありません。地域防災計画の見直しでは、大雨等による災害に含まれることになります。 6点目、ボランティアセンターについてでありますが、現在のところ設置場所については決まっておりませんので、引き続き協議を行ってまいります。 また、備前市社会福祉協議会との災害時における協定の見直しについては、災害ボランティアセンターに係る人件費なども国庫負担の対象となったことにより、費用負担についての記述を加えるなど、協議を進めているところであります。 私のほうからは以上であります。 ○議長(守井秀龍君) 杉浦副市長。     〔副市長 杉浦俊太郎君 登壇〕 ◎副市長(杉浦俊太郎君) 私からは、6番、新型コロナウイルス感染症対策についての1点目、ワクチン接種のロードマップについてお答えをいたします。 ワクチンの入荷予定につきましては、9月から10月2週目までに、5箱5,850回分のワクチンが入荷する予定となっております。 接種会場につきましては、市内10の医療機関と県内の医療機関や職域接種、また県外でも大規模接種会場等で接種ができます。 ワクチン接種のロードマップについてはお手元に資料を配付させていただきました。 2点目、コロナ被害の企業、家庭への支援についてでありますが、新型コロナウイルス感染症の拡大によって事業活動に特に大きな被害を受けている市内事業者の事業継続、雇用の維持及び確保を目的として雇用支援一時金の給付を行っております。 次に、本定例会で予算計上をさせていただいておりますが、小規模事業所の支援としてポイントカード発行事業を計画しております。 また、コロナ禍で消費の落ち込んだ市民への支援及びマイナンバーカードの普及促進を目的として、地域商品券の発行についても計画をしております。 3点目、ワクチン接種の証明についてでありますけれども、海外渡航される場合の入国の際に提示を求められる国、地域がございますので、その際には申請をいただきましたら交付をいたします。 国では、おととい9月6日でしたが、デジタル社会推進会議においてワクチンパスポートを電子化する方針が決まったというふうに聞いております。これについても、市としても随時対応していきたいと考えております。 私からは以上です。 ○議長(守井秀龍君) 松畑教育長。     〔教育長 松畑煕一君 登壇〕 ◎教育長(松畑煕一君) 私からは、3番の教育についてお答えをいたします。 1点目、小中一貫教育の推進についてお答えします。 現在、小中一貫教育として義務教育9年間の一貫性を大切にした系統的、継続的な指導を重視しておりまして、子供たちに社会の変化に対応できる生きる力を育むための取組を行っています。 各中学校区では、小・中学校合同の教職員組織に学力向上や生徒指導、特別支援教育等の専門部会を設け、課題の整理や解決へ向けた取組を行っています。 特に、新学習指導要領移行直後の現在においては、学力向上部会による学びの系統性や資質、能力を育む授業の在り方の検討、あるいは小・中学校互いの校内研修への積極的な参加が行われております。 また、学力の向上には、その前提となる落ち着いた学習環境が必要ですが、これを実現するための情報共有や進学に対する不安を取り除く取組を行っております。 備前市において既に根づいてきているこうした取組について、教育委員会といたしましては、今後とも引き続き支援していくことにいたしておりますとともに、有効な取組については、情報発信を行うことで、さらに小・中学校間の連携を強化してまいりたいと考えるところでございます。 続いて2点目、英語教育の取組についてお答えします。 備前市立学校ではALTの1校1人配置を行っておりまして、授業の時間だけでなく、日常生活でも英語に触れる環境を整えております。このことについては、子供たちの英語への抵抗感が和らいだという学校からの教育効果を聞いております。 また、認定こども園や保育園へのALTの派遣も行っておりまして、就学前から英語に触れる機会をつくっているところでございます。 学力調査に見る外国語教育の結果は良好でありますことから、外国語教育環境の効果は表れているものと考えております。 この環境を生かした授業を一層推進するとともに、御指摘の英語特区の新設も検討をするなど、ALT活躍の場を広げ、子供たちが英語に触れる環境づくりをさらに進めてまいります。 3点目、学校支援協議会の取組の現状と推進についてお答えいたします。 まず、現在は制度名として地域学校協働本部という制度名称になっております。 現在、各小・中学校区9本部11学校で実施しており、読み聞かせ活動や登下校の見守り、学習支援活動などの地域学校協働活動の計画や調整、評価を行っています。 備前市としても、地域と学校がよりよい関係となれるよう支援してまいりたいと思っております。 続いて、4点目の県立備前緑陽高等学校との連携についてお答えします。 備前緑陽高等学校においては、現在、魅力発信力の強化に向けて取組を進めていると聞いております。その取組の中で、例えば高校生による学習支援とか部活動の交流など、園児、児童・生徒の学びにつながる機会がより多くあれば、積極的に学校園も連携ができ、備前緑陽高等学校の魅力を子供たちが感じられ、期待を持って進学を希望するんではないかと考えます。 そういった状況の中で、県立備前緑陽高等学校はやはり本市としても重要な存在であると認識しておりますので、その存在あるいはさらなる発展のため、備前市として何をやるべきかということをしっかり考え、同校と連携して検討を進めてまいりたいと強く考えているところでございます。 3番の5点目、中高生議会の実施についてですが、第3次備前市総合計画兼第2期備前市まち・ひと・しごと創生総合戦略の策定に当たり、将来を担う若者の意見を取り入れる手段の一つとして、高校生会議を実施してまいりました。 まちづくりを進めていくに当たっては、これからの備前市を支えていく若者の意見を聞き入れる、あるいは意見交換の場を設けるなどを通して、必要であると考えますので、今後とも、どういった形式で開催できるかを含め、中学生、高校生等が意見交換をして、備前市の教育を若者がさらに発展してくれるような機会を一緒に持って進めていきたいと、検討してまいりたいと思っております。 6点目、公共施設へのWi-Fiの環境整備についてでありますが、新規施設へのWi-Fi環境の整備は取り組んでいくべき事案と考えておりまして、今年度市民センターにも整備を行う予定としています。 公共の既存の施設に関しましても、各施設の改修見込みや各施設の今後の利用状況見込みを考慮しながら、できるところから取り組んでまいりたいと考えております。 また、各家庭への支援ですが、市立小・中・高等学校の児童・生徒への各家庭でのオンライン学習の支援策として、Wi-Fiルーターの貸出事業は今定例会に補正予算として計上しているところであります。 続いて7点目、コロナ対策及び自殺対策についてお答えをいたします。 まず、コロナ対策、感染防止対策についてですが、これにつきましては、市長のほうから青山議員にお答えをしておりましたとおり、必要な感染防止対策について改めて周知徹底を行うとともに、その時々の備前市の地域の感染レベルに応じた適切な感染防止対策を講じた上で、教育活動を継続しております。 続いて、自殺予防についてですが、新型コロナウイルス感染症による不安や孤立等の影響か、特に女性や若者の自殺が増え、昨年の自殺者数は11年ぶりに増加となったという統計がございます。 ピークでありました平成21年が合計全国で3万2,845名、昨年の令和2年が2万1,000、それはずっと下がってきたんですけども、令和2年にまた右肩上がりで2万1,081人というふうに11年ぶりに増加しているところでございます。 こうしたことから、教育委員会といたしましても、自殺予防については課題意識を持って取り組んでいるところであります。 各校へは8月に、通知「夏季休業明けの児童生徒への適切な対応について」において、新型コロナウイルス感染症の拡大状況により様々な悩みやストレスを抱えたまま新学期を迎える児童・生徒がいることを前提とした適切な状況把握と対応について、2学期開始前の声かけや教育相談体制の充実など、具体的な指示をしております。 また、子供たちの健全な発達にとって、友達あるいは家族以外の大人との直接的な関わりが重要であるだけでなく、家庭の状況等によっては、学校に毎日来ることにより栄養状態を保ったり、細かな変化から学校が虐待等のリスクの増大を早期に発見したりすることも、自殺予防のために学校が果たす大きな役割であるとも考えております。 したがって、昨年度のような長期かつ大規模な臨時休業等については極力避け、感染防止対策を講じた上で対面による教育活動を継続していくことも重要であると考えております。 次に8点目、政務報告で紹介をいたしました備前市まるごと大学校(仮称)についてでありますが、これは備前市全体を一つの大きな学校というふうにみなして、現存しておりますこども園から幼・小・中・高の学校あるいは教育施設、文化施設、あるいはスポーツ施設及び新設を計画しております専門学校などの全てを内包した新しい教育機構と捉えた発想で、構想でありまして、備前市における学校教育、家庭教育、地域教育など教育力全ての統合力の向上を目指すものと考えております。 備前市の町全体を学びのフィールドとし、老若男女全ての人が参加する社会総がかりの教育システムとなるものです。 これによりまして、よりよい学校教育を通じてよりよい社会をつくる、またよりよい地域づくりを、よりよい学校をつくる、この両方が一つの融合体となって発展していくことをイメージしているものでございます。 本構想の備前市まるごと大学校はまだ仮称でございますが、構想案の段階でございますけれども、その実現に当たっては市民皆様の参加も欠かせません。 議会へもその都度御報告をしながら進めてまいりたいと考えておりますので、御協力のほどよろしくお願いいたします。 次に、まちじゅうどこでも図書館の構想についてお答えします。 非常に真新しい名称で、あれ、何だと思われると思いますが、これは私がオリジナルで考えているところでありますけども、本構想は地域のみんなでつくる。教育大綱でも、みんなでつくる「教育のまち 備前市」ということで進めておりますけども、地域のみんなでつくるまちづくり、人づくりの核となる新しい図書館を目指したいと考えております。 そこで新しい価値の創出とか新しい、望ましい社会変革を生み出す、そのような図書館を生み出していきたいと思っております。 図書館のまち備前市は、まちじゅうどこでも図書館として、中央図書館あるいは分館を中核としながらも、市内の10地域のそれぞれの地区に公民館をはじめ私設を中心にした各地域2館程度の合計20程度のご近所図書館を設置しまして、これは数百冊ぐらい以上の少し大きな規模のご近所図書館を設置し、まちづくり、人づくり、さらには芸術、スポーツ、観光の中核を担う拠点とするものであります。 また、それだけでなく、広く各家庭の玄関先とか縁側とか応接室、昔は縁側での地域の隣近所の井戸端会議、縁側会議が本当にその地域を盛り上げていったと思っておりますけども、そのよさを考えて、そういうふうに縁側などでも設置できるようなミニ文庫、これは数十冊ぐらいでいいと思うんです、開放していただけるおうちやオフィス、おうち文庫あるいは縁側本棚を、その下に、数百でも何千でもできたらすばらしいなと思っていますけども、そういう市内全体を図書館とするまちじゅうどこでも図書館があり、本だけじゃなくてアートもスポーツ面もそこから始まって、新しい地域ができていく、新しい人づくりがそこから始まっていく。そのようなものを考えております。 仮称でありますが、備前市まるごと大学校及び備前市まちじゅうどこでも図書館につきましては、16日に開催が予定されています厚生文教委員会及び教育委員会でも構想案をさらに具体的にお示しして、御理解をいただきたいと考えておりますので、今後ともよろしくお願いいたします。ありがとうございました。 ○議長(守井秀龍君) 再質問はありますか。 再質問に入ります。 掛谷議員。 ◆11番(掛谷繁君) それでは、再質問させていただきます。よろしくお願いいたします。 まず、備前市の2050年ゼロカーボンシティの取組についてでございますが、本日その構想図、構想案というか、そういうものが出されてきております。これは結構時間がたっております。これを達成するということで、これは実際は岡山県、岡山の連携中枢都市圏構想、12市町から成る、そのときに合意をして、田原前市長がこのような宣言文を書いています。 本市はここに2050年二酸化炭素排出実質ゼロ宣言を表明し、この豊かな自然と環境を次世代に引き継ぐためにゼロカーボンシティの実現に向けて持続可能なまちづくりを目指します。令和3年2月2日、前市長の備前市長田原隆雄と、こういうふうに、これも掲げておりましたし、これはオープンになっております。 その中で、現市長が、じゃあ何をするのと、具体的にといった中で、今日出されたのがそれに当たるんかなというふうに思っております。 そこで大きな長いスパンで、またかなりのお金がかかる、そういった事業だと、当然思うわけです。それで、ちょっと何点かそこでお聞きしますからよろしくお願いします。 まず、構想案なんですけども、これは岡山県との協議はこれからなのか、話をされているのか、まずそこをお聞かせください。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 先日、県知事と東備地区の首長のトップミーティングがございました。そのときには、県知事に備前市はこのような構想を持っておりますということを発言はしております。 今議員が持っております構想図は、私どもの職員の中のプロジェクトチームでつくり上げた、まず第1案であります。これが具体的にどのように進んでいくか、これからは経済産業省及び資源エネルギー庁、そしてトヨタをはじめとする自動車会社、岩谷産業等を中心とする実際の水素ステーションの製造販売会社及び備前に企業団地としてもろもろの関連企業を誘致するための企業団地造成、そういうものを今後進めていきたいということでございます。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 掛谷議員。 ◆11番(掛谷繁君) 県は分かりました。 それで、こういった事業は全国でたしか8か所ぐらい実際動いているところもございますし、もう既に、今申し上げたように東北の町では水素製造が始まっております。 そういう意味で、国のいわゆる交付金なりそういったものが、これは大いに使えるもの、これが認められた場合、そういったものは認められるものなんでしょうか。そこのところを教えてください。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 当然、これは国の事業の補助制度等を活用しまして、西日本における大阪に一番近い岡山県備前市としては、このようなエネルギーをつくり上げていく、コンビナートをつくり上げていく、これから2050年に向かって約30年ございますが、一つ一つロードマップをつくりながら、備前市の将来のまちづくりの基幹構想になれば幸いでございます。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 掛谷議員。 ◆11番(掛谷繁君) 水素、カーボンシティでありながら、水素コンビナートというようなことでしょう。実は、ここに2020年11月、約66ページにわたる経済産業省が、また資源エネルギー庁が、去年11月にその水素の進め方についても詳しく、また例を挙げながら書いてございます。 これでほぼ分かるわけですけど、実はもう一つ私が心配しているのは、この小さな3万4,000ほどの町が、それは東北の町でも小さな町ですからできないわけではないんで、認可されれば、しっかり計画が立っておれば、この計画倒れというのは、これは認められなかったら計画倒れになるわけでね。そこの心配はちょっとしているところもある。 それからもう一つは、市の持ち出し分、いわゆる予算の市の持ち出し分が莫大であれば、これまた足かせになったりすることはあるわけです。 過去に、40年も前に、伊部・浦伊部地区の都市計画整備事業というのが、整備事業がありましたけども、住民の理解が得られずに頓挫したまま来たという歴史もございます。 そういったことの心配、またこれは市民にやっぱり理解をしていただく、議会にも第1に理解していただかないと、市民に対しても理解していただかなければならない。そういうのを併せながら、どうやってこれを進めていくんかということについて心配事ではございます。と思いますので、そのところについてちょっとお伺いします。 ○議長(守井秀龍君) 答弁願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 昨年度、日本では最初の事業として福島県あるいは山梨県で事業が起こったわけであります。これから政府はいわゆる環境省を中心にした太陽光等を含める100%の自然エネルギーを使った住生活空間をつくろうとしておりますし、産業においても石炭、石油から電気、水素その他アンモニア等によるいろんなエネルギー革命が起こります。 備前市も大正時代から窯材を中心とするまちづくりを行ってまいりました。戦後は、水島でいわゆるコンビナートができ、そして今の水島の隆盛が今日に至っておるわけであります。 この石油、石炭からの転換というのは国の大きな方針でございます。備前市も関西に近うございます。山あり、海あり、鉄道あり、道路あり、そういう中で備前市の将来の構想を考えますと、今現在、経済産業省あるいは環境省、経済産業省の下部組織であります資源エネルギー庁、そして民間自動車会社あるいは実際に水素ガスをステーションとして配給しております会社等とも、よく御指導を得ながら国の国家事業の一翼になればと思ってこのようなスタートをさせていただきたいということで、市の幹部でプロジェクトチームをつくりまして、第1素案ができたというところでございます。スタートしたばかりでございますので、これからもよく勉強し、県、国の指導を得ながらできるところからやっていきたいと思っております。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 掛谷議員。 ◆11番(掛谷繁君) 一言、最後に私からは、耐火れんがの町、日本一の町片上、このエリアがそういった町でありました。製鉄等を支えてきた縁の下の力持ちとしての耐火れんがの町、日本一であったと。それがもう約100年ぐらいもうたちますか、国家の計百年、備前市の次の100年はこういった水素コンビナート等、CO2の削減、地球規模の問題として取り組むことは私大変すばらしいと。 ただし、多分市長さん、4年ではこれは無理だと。恐らく10年がかりの話は、最低でも10年がかりの話だと思います。しっかりとその礎をつくっていただきたいということを要望しておきます。 次に、まちづくりについてであります。 まちづくり会議は、これは総合計画の中にも実は書いてございまして、地域担当職員制度との絡みもありまして、今申し上げ、お聞きしたNPOみんなの研究所ですか、これはA3判でいただいている一番下にございますが、どういった、私も最初は参加しようたんですけども、どういった団体なんで、どんな、どこから来て、どういうアドバイスをされているのか、ちょっとお聞きしたいと思います。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 どなたですか。 藤田市民生活部長。 ◎市民生活部長(藤田政宣君) このまちづくり、すいません、NPO法人みんなの集落研究所というのは岡山の事務所、それから津山の事務所がございまして、こういったまちづくり会議というようなものをサポートしている団体でございます。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 掛谷議員。 ◆11番(掛谷繁君) そういうプロ集団というか、まちづくりに関与しておるNPO団体であると、認識でいいんですね。はい。 その上で、このA3判で右側に現状と取組状況というのが書いてございます。はっきり言って、なかなか前に進んでいないという印象はございます。やっていないわけでございません。丸、三角、二重丸、ペケ、いろいろそれを自分なりにしても、なかなか伊里と片上あたりは頑張っているのではないかと。ほかのところはこれからだとは、やっているけどまだまだと、全然やっていないと。総合的に考えるとあまりできていないという感は受けます。 それでも、私はこれは非常に大切なまちづくり会議だと思っていますので、例えば担当職員が行きます。そのときに、市もその地域が、地区が、こんな課題があるじゃないかという、そういう御提案を逆に、よく知っているわけですから、職員さんも、地区に住んでいる職員さんがやはり逆提案を、地域の住民からの提案を待つばかりじゃなくて、市のほうの担当職員のほうもこんなのもいいんじゃないかというのもお示ししていただければ、またお互いに話が前へいくんじゃないかと思っておりますが、それはどんなもんでしょうか。
    ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 藤田市民生活部長。 ◎市民生活部長(藤田政宣君) まだそういったことも、地域担当職員のほうで御提案もさせていただけるんじゃないかと思いますけれど、そういった地域担当職員を育成するために、今年、今年度10月から3回程度、地区別のチーム戦略会議というものを開催して、先ほど言いましたみんなの集落研究所のほうから講習をしていただくというような予定にしております。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 掛谷議員。 ◆11番(掛谷繁君) しっかりと、せっかくのまちづくり会議であるし、職員の育成でもあるということなんで、しっかり取り組んでいただきたいと要望しておきます。 あと、3点目の地区要望か地域の要望、これについてちょっとお尋ねしたいんですけども、まちづくり会議であることが決まったことが、それと地区のいろんな道路や河川とかいろんな地域要望があります。 そういった生活に困ったようなことの地区要望とまちづくり会議等で諮れるような内容とは異なると思っておるわけです、当然。そこをもう少し、どういったことがまちづくり会議のテーマとしてふさわしいのかというところをもう少し整理しておく必要があるんじゃないかというふうに思っています。 大体は分かっているわけなんですけども、例えば一例言えば、大きな問題としてあった、熊沢蕃山の記念館の建設について、これは伊里地区がまちづくり会議の中で、まだあと区会との話合いの中でやってこられたと。最後には一緒になってやったわけですけども、そういったものがまちづくり会議の中でされるのがいいんか、区会という組織の中でやっていくのがいいんか、合体したほうがいいんかというようなことがあります。 だから、まちづくり会議のテーマとは一体どういうところまでがいいのかというのは、定義は非常に曖昧になっているんじゃないかと、そのところは、市長、どういうふうに思いますか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 実は、私はこの4月から市長になっておりまして、若干、この資料を拝見しておりますと、西鶴山、日生、吉永には現在ございません。吉永は9月に立ち上げる予定でございましたが、コロナで延期されております。ですから、全てのところにまちづくり会議があるわけではありません。 また、ふるさとづくり事業補助金という制度があります。補助限度額は60万円であります。1団体3回までというようなルールがあるように聞いておきます。 また、まちづくり会議の補助金は、補助率は10分の10でありますが、上限が5万円であります。 この会議を通じて何ができるかというようなところは政策上、大変小さなことだと思いますが、市民の皆さん方が地域のことを声を上げて、そして行政マンと一緒になって考えていただくというのは、一つの行政としてこれも必要ではないかと思っております。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 掛谷議員。 ◆11番(掛谷繁君) しっかりと取り組んでいただきたいことも要望しておきます。 次に、小中一貫校の話なんですけども、実は調べてみますと、備前市立伊里小・中学校が伊里学園として2017年4月14日に、4月に開校しております。小中一貫校。三石学園ということで、三石には2018年4月にこれが設立というか、行っております。 岡山県の中においても、なかなかそういったものはございません。私立では吉備高原都市にあるのびのび小学校、吉備高原希望学校、小・中学校ですか。それから、岡山大学の附属小・中学校と、それから岡山市立これは蛍明小学校というんですか、足守中学校との小・中連携、あとは今申し上げた備前市の2つ、こういった具合で、なかなか小中一貫校というのもそんなにないんですよ。中・高はありますけどね。 市長時代に小中一貫校で次の時代を学力等を高めていこうと、また地域の町を守っていこうというようなこともあるんでしょう。そういった意味で、三石学園、伊里学園、そういった学園という名がついている、備前中はたくさんの小学校があるんで、今後、日生なり吉永なり、そういったものが呼称も含めて本当に小中一貫校をこういう形で進めていかれるんかどうか、併設型、連携型等いろいろありますが、そこについて教育長はこういった例に倣いやっていかれるのかどうか、お聞きいたします。 ○議長(守井秀龍君) 松畑教育長。 ◎教育長(松畑煕一君) ありがとうございます。 伊里学園及び三石学園のことについてはお聞きしておりましたし、学校訪問したときも、なるほど伊里地区、三石地区は小中一貫の実績がほかの地区と比べたら上がっているなという感想は持ちました。 例えば伊里地区では、小学校のALTが大体月に2回ぐらいはこども園に行って英語の指導を何度もして、ほかの地区ではほとんどありません、それは。年に二、三回というぐらいですね、あとは。ほとんどやっていないところもあります。 例えばそういうふうなところに表れているように、非常に小中一貫校が、やっていけばかなりの成果を上げていくもんだなというふうに思っています。 それから、教育委員会の中の課名の変更で学校教育課は小中一貫教育課というふうにしておりますので、これは基本的に小中一貫、もちろん小中だけじゃなくて、こども園と高校までずっと、あるいは将来専門学校などができればそれも一貫して、ぜひ、一貫教育というのはそれぞれのところで、小1プロブレムや中1ギャップやいろいろなものが生じやすい、そのときを乗り越えてどのように一貫ある備前市の子供育成、教育の前進に向かっていくのかということをしっかり考えながら、システムとか形はいろいろあり得るでしょうけど、それももう少し私は現場に赴いていってしっかり意見も聞きながら、さらに進めるべきところは小中一貫教育についてもしっかり進めていきたいという基本的な考え方を持っています。よろしくお願いいたします。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 掛谷議員。 ◆11番(掛谷繁君) ぜひ、教育長、小中一貫校をやるということなんで、子供たちの学力、そして人間力、そういうものがまず培われるようにお願いしたい。子供たちが少なくなっていくのは当然なるんですけども、限界がある場合もございましょう。そこにはやっぱり柔軟な対応もしていただきたいということでございますので、よろしくお願いします。 あと、備前緑陽高等学校について、今申し上げましたように再編整備というのが県から出ておりまして、これはもう申し上げて、しっかりと取り組んでいただきたいと。 第1学年の生徒数が100人を下回る状況が平成35年度以降2年続いた場合には、再編整備の対象とする。2つ目には、第1学年の生徒数が80人を下回る状況が平成35年、先ですけども、2年続いた場合は翌年度の生徒募集を停止すると。こういうように明確にしておりますので、そういうことにならないように、今からしっかりと備前緑陽高等学校、教育委員会、普通進学系、健康福祉系、工業技術系、情報ビジネス系という4系統が実際、備前緑陽高等学校にあるわけです。何をどうしていけば進学率が、今はもう本当に備前の中学校から備前緑陽高等学校へ行く人が少ないわけですから、御存じだと思います。 強制はできませんが、魅力をつけるというふうなことを踏まえて、しっかりと取り組んでいっていただきたいと思っております。要望でございます。 次に、備前市まるごと大学校や備前市まちじゅうどこでも図書館、なかなか構想はいいんですけれどぴんとこないんです、実際は。また、整理をして、どういう計画を立ててされるのか、基本構想をという話でございますので、来年度の初めにはぜひ示していただきたいと、そう思いますがいかがでしょうか、そこは。 ○議長(守井秀龍君) 松畑教育長。 ◎教育長(松畑煕一君) ありがとうございます。 先ほどちょっとだけ申し上げました16日の厚生文教委員会では、具体的な案を一応はつくっておりますので、まだ構想案の基本の段階ですけど、それで進めたいと思います。 具体的に皆さんにお諮りしながら、どういうような形がさらに望ましいのかということは、市長部局でもプロジェクトチームがありますので、その辺とうまく連携もしながらやっていきたいと思います。 ご近所図書館についても、もう既に手を挙げて、そんなものがあるんだったらやってみたいなというのを内々にお聞きしているようなところもあったりしますので、ぜひこれが掛け声に終わらないで、本当に底辺と言ったら失礼ですけども、市民の家から御近所の図書館が何十かあり、その上に分館があり中央図書館があるというような、そういうピラミッドをうまく確立できるような、そういう方向を具体的に考えていますので、これからも御指導よろしくお願いいたします。 ○議長(守井秀龍君) 掛谷議員。 ◆11番(掛谷繁君) あと、備前市の公共施設の個別の計画なんですが、要は私が思うのは、1つは、もう廃屋に近いというか、そういったもうスクラップにするのが1つ、改修してつくれるもの、統合して1つは潰すとか、新しいものにつくり替えて、そこはもうなくする、いろいろあるんですけども、これはここに全部示されておりますので、これを早く、早くしてもらいたい。令和3年度から令和12年の10年間でというような話を聞くんですけど、遅いです。もっと早くしていただきたい。 いかがでしょうか、市長、端的に。 ○議長(守井秀龍君) 答弁願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 議員の御意見も踏まえて、市役所の中で、これを少しでも早く市民の皆さん方に時間軸を示せるようにしていきたいと思います。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 掛谷議員。 ◆11番(掛谷繁君) あとは、ちょっとワクチン接種の、副市長、タイムスケジュールの中で、入荷は11、これで大体分かりましたけども、妊婦の方々、これもこの中に入ってこようと思うんですけども、そういったものはまた新たに出されて、出していただけるんでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 河井保健福祉部長。 ◎保健福祉部長福祉事務所長(河井健治君) はい。妊婦につきましては報道等で御存じだとは思いますけども、これとは別枠で設定して取り組んでおりますので、タイムスケジュール的なものの中にはちょっと入っておりません。 以上でございます。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 掛谷議員。 ◆11番(掛谷繁君) もう時間なんであれなんですけども、最後に防災・減災についてなんですけども、あと市長にお渡しをいたします。こういったマイ・タイムラインの大分たくさんあります、ホームページ、ダウンロードすれば、たくさんあるんです。ですから、地域防災のハザードマップにこういうものを、使いやすいものを入れて、そしてみんなが使えるようにしていただきたいと要望して終わりたいと思います。よろしくお願いいたします。     (発言時間終了のブザーが鳴る) ○議長(守井秀龍君) 以上で掛谷議員の質問を終わります。   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(守井秀龍君) 会議中途ですが、この際暫時休憩いたします。     午後2時22分 休憩     午後2時35分 再開 ○議長(守井秀龍君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 次に、藪内議員の一般質問を願います。 1番藪内議員。     〔1番 藪内 靖君 登壇〕 ◆1番(藪内靖君) それでは、通告に従いまして一般質問させていただきます。 大きな1点目、コロナ対応と市立3病院の現状と今後について、1点目、都市部では若年層用のワクチンが不足しているとの報道がありました。二、三時間行列に並んだ後、会場に入り抽せんするとのことで、中には3日間抽せんに外れて、4日目にようやくワクチン接種できたという若者もいました。 どうしても早く打ちたかったとのことですが、行列に並んでいた4日間で感染していたらと考えると非常に恐ろしいことであります。 本日の山陽新聞東備版に、備前市、赤磐市、瀬戸内市、和気町、吉備中央町共通の特徴として、感染力の強いデルタ株の蔓延もあり、8月以降の若年層の感染の急増、クラスターの発生があるようです。 とにかくワクチン接種を急いでいるようですが、備前市では、若年層をはじめとした未接種の方々のワクチン確保は十分にできているのでしょうか。また、案内は確実に届いていますでしょうか。こちらについては、先ほどほかの議員にお答えがあったのでこちらは結構でございます。 2点目、コロナ禍において懸命に対応していらっしゃる医療関係の方々、また不安に感じながらも病院内という安心感からか落ち着いた様子で待っておられる方々を見ていますと、市立3病院の必要性を再認識いたしました。 ただ、国からの指導で統廃合しなければならないことも避けては通れない事実だと思います。たとえ形を変えようとも、3病院は存続させねばならないと思います。 そこでお尋ねいたします。 どのような方向性で経営努力を講じているのか、また予定しているのか、お聞かせください。 大きな2点目、公共交通と観光について、JR日生駅及び吉永駅駅舎とその周辺の整備の検討とありますが、どのような方向、方針で検討されていますでしょうか。こちらも、先ほど星野議員に回答されたので、こちらも結構です。 日生駅は、宇野駅、尾道駅、琴平駅と同じく、ラ・マル・ド・ボァ、観光列車が走り、話題となりました。 また、9月6日付山陽新聞に、12月の毎週土日、赤穂線岡山・日生間にラ・マル・ド・ボァを走らせていただけるとの記事が掲載されていました。カキオコとの相乗効果が期待できると思います。 このように運行期間を追加、延長していただけると利用客増にもつながると思います。と同時に、吉村市長のアイデアであります水戸岡デザインのNORINAHALLE、市営バス、日本財団様補助による今月末オープンとなりますひなせうみラボ、隣接するグラウンドゴルフ場、五味の市、少し古くはなりましたがまほろば、県指定のサイクリングロード8線の一つである片鉄ロマン街道ルート、カヌーやSUP、運動公園、これら全てを巻き込んだ海洋教育、スポーツ、食の拠点として位置づけ、売り出されてはどうでしょうか。 また、県の所有なので勝手なことは言えませんが、駅前の公園やその周辺にも、整備についてお尋ねしようと思いましたが、既に検討されるということなのでこちらは割愛させていただきます。 日生駅と同様のことを吉永駅やその周辺でも検討され、八塔寺方面のコース、大池公園、閑谷学校方面のコースと人の流れを整備、誘導してみてはどうでしょうか。 先日の京都からの修学旅行生にも非常に評判がよかったとお聞きしました底引き網、火おこし、備前焼づくりなど、体験型の修学旅行、研修旅行を大々的にPRしたらよろしいかと思います。 吉永、閑谷、伊部、香登等々、いろんな地区との組合せが可能だと思います。 大きな3点目、台風・自然災害対策に関して、日生、片上、伊里、久々井、鶴海、市内沿岸部を見て回りますと、ふだんから海水面が高く、道路などとすれすれのことが多いように思います。 これから本格的な台風シーズンを迎えるに当たり、年々上昇しているように感じられる水位が、さらに高潮や高波の影響を直接受けてしまうのではないかと心配されます。 県による防潮堤の工事が徐々に進んでいるようではありますが、あまり出過ぎることは難しいのでしょうが、市としても何らかの策を講じられないでしょうか、お聞かせください。 また、既に行っていることや検討していることがあればお聞かせください。 先ほどからも出ておりますが、全国的に線状降水帯による大雨災害が発生しています。大量かつ集中的に降り続ける雨により、河川の氾濫、床上浸水、土砂崩れなど、被害規模や被害額も甚大なものとなっています。 岡山県は比較的そうした被害が少ない地域だと言われていましたが、近年はそうでもなく、西日本豪雨により真備地区や平島地区において大被害が発生し、多くの生命、財産が失われたことは記憶に新しいと思います。 これらを教訓とし、急速に増加している想定外の自然災害に対して、警戒区域の見直しも視野に入れたハザードマップの更新を進める予定はないでしょうか、お聞かせください。 次に、避難所に関してですが、昨年同様既に対策は御検討いただいていると思いますが、コロナウイルスの感染規模や速度が急加速している今、それらに対応すべく再度御検討いただけませんでしょうか。何かございましたらお聞かせください。 大きな4点目、日生有線テレビ株式会社とひなビジョンについて。 ひなビジョンの誕生は平成10年、日生地区のテレビ難視聴対策と自主放送番組の放映を目指して、官民一体の組織としてスタートされたところにあります。 既存の電器店さんが中心となって、日生町、町内大手企業、各種団体に働きかけ、共同出資し運営会社を設立しました。それが日生有線テレビ株式会社であり、今は備前市がその筆頭株主であります。 そこで質問です。 1点目、今現在の経営状態はどうでしょうか。運営は、利用者からの使用料と自主放送(公共放送)番組の制作費としての備前市から委託料、インターネットのプロバイダー料だと思いますが、ほかにございますでしょうか。お聞かせください。 2点目、他の地区同様、日生地区も人口減が続いております。当然、契約数も減少しているのではないかと、使用料の値上げも含めて心配しております。どのような状況でしょうか。経営は順調でしょうか、お聞かせください。 3点目、民間の社長が就任されているとお聞きしましたが、事実でしょうか、お聞かせください。 4点目、6月定例会で副市長の人事案が上がりました。元NHK岡山放送局長だということをお聞きし、ひなビジョンの件も含め、最高の方がいらっしゃった、これ以上の方が岡山にいらっしゃいますかと思った次第であります。 また、8月定例会の初日の就任挨拶で、テレビ業界のプロとして生きてきましたとおっしゃられたのを聞き、適任、いや、最適な方だと思ったのですが、兼務についてお考えにはなられなかったでしょうか。お聞かせください。 5点目、新社長には何を期待しての登用でしょうか。専任社長が望ましいですが、助役、副市長等、公職の方の兼務は、無給や少額の手当にて運営されてきたことで、経営面において何とか収支のバランスを取ってこられたのではないでしょうか。このことにより、一気にバランスが崩れてしまうのではないでしょうか。お聞かせください。 6点目、今までゼロであったものが、民間登用によりたちまち人件費増となり、それを吸収する新たな収入増の計画が必要になるかと思いますが、何か策はありますでしょうか。お聞かせください。 以上です。 ○議長(守井秀龍君) ただいまの質問に対する答弁を願います。 吉村市長。     〔市長 吉村武司君 登壇〕 ◎市長(吉村武司君) それでは、藪内議員の質問に順次お答えいたします。 4番、日生有線テレビ株式会社とひなビジョンについては、一括してお答えをいたします。 日生有線テレビ株式会社の経営状態、状況についてでありますが、収入といたしましては、備前市からの番組制作委託料、使用料とインターネットプロバイダー料のほか、DVD、ブルーレイ販売、イベント等撮影などがあります。 令和2年度決算では、当期純利益は417万4,429円となっているものの、累積欠損金が2,359万343円あり、平成22年度に使用料の値上げを行い、累積欠損金は減少傾向にありますが、市からの番組制作委託料に頼る経営状況にあることから、体質改善を図ることを目的に、武本慎一郎さんに社長就任をお願いしております。 武本社長はOHK岡山放送出身であります。その経験を生かし、大手放送局や県内のケーブルテレビ局との橋渡しとなり、情報交換しながら、日生有線テレビ株式会社の置かれた現状を踏まえ、経費の削減、企画提案など、ひなビジョンの存続に向けて、安定した運営にお力を発揮していただけるものと考えております。 御活躍をいただけるよう、備前市としても応援をしてまいりたいと思います。 私のほうからは以上であります。 ○議長(守井秀龍君) 佐藤市長公室長。     〔市長公室長 佐藤行弘君 登壇〕 ◎市長公室長(佐藤行弘君) それでは、私から、3番、2点目、3点目についてお答えいたします。 3番、2点目、警戒区域等の見直しを視野に入れたハザードマップの見直しを進める予定はないかについてでありますが、今年度中の完成に向けて、風水害、洪水、地震、津波災害に対応したハザードマップ作成を進めているところであります。 今回の見直しは、岡山県による土砂災害防止法に基づく基礎調査により、土砂災害警戒区域、土砂災害特別警戒区域が指定された結果や国や岡山県が洪水浸水想定区域を指定した結果、浸水想定最大規模なども掲載したハザードマップとなります。 3点目、避難所に関して、コロナウイルスの感染規模、感染速度が急加速している今、それらに対応すべく再度検討しないのかについてでありますが、パーティション、簡易ベッドなど、感染症対策備品について、大雨や台風など予測のできる災害に対して開設予定としている避難所には、配備をしているところでありますが、感染症対策を講じ、密になるような場合、追加で指定避難所の開設もできるよう、災害発生時の職員配置、それに伴う避難所備品等の整備に努めてまいります。 以上でございます。 ○議長(守井秀龍君) 河井保健福祉部長。     〔保健福祉部長福祉事務所長 河井健治君 登壇〕 ◎保健福祉部長福祉事務所長(河井健治君) それでは、私からは、1番、コロナ対応と市立3病院の現状と今後についてのうち、1点目、ワクチン確保についてお答えいたします。 議員も報道等で御承知のとおり、国からのワクチン供給は、8月中旬から我々市町村の希望量を大幅に下回るワクチンの配分となりました。 県内の一部の市では予約を中止するような事態も発生しておりましたが、本備前市におきましては、予約枠を調整しながら予約の受付を中止することなく実施しておりました。 しかしながら、さらに国からのワクチン配分が減少する見込みとなったことから、市長が知事に対しましてワクチンの安定供給について直接要望していただき、9月から10月までの間に5箱5,850回分を確保している状況でございます。 ただし、既に5,850回分が手元にあるわけではございません。今後、時期を追って順次配分されてくるということでございますので、これに基づいて接種のほうを継続している状況でございます。 この5,850回分でございますが、これは国が目指す対象者の接種率80%に必要なワクチンの量を確保できているというふうな状況でございます。 引き続き、今後の予約状況というものを見ながら、必要量は、さらに希望者が増えるようでありましたら確保してまいりたいというふうに考えております。 私からは以上でございます。 ○議長(守井秀龍君) 岩崎産業部長。     〔産業部長 岩崎和久君 登壇〕 ◎産業部長(岩崎和久君) 私のほうからは、2番、公共交通と観光についてお答えさせていただきます。 2点目の日生駅周辺をサイクリングロード、カヌー、SUPなどの拠点としてはどうかについてでありますが、岡山県が推奨するサイクリングルート、片鉄ロマン街道ルートとして、頭島を始点に日生駅を経由するサイクリングコースが設定されておりますが、これに加えてひなせうみラボを新しい拠点として捉えて、日生諸島を眺めるサイクリングロード、カヌー、SUPなどのスポーツ、海洋教育、食の拠点など、情報発信に努めてまいりたいと考えております。 3点目、吉永駅を拠点とする閑谷学校までの整備についてでありますが、県道並びに歩道が整備されておりますので、また今後は先ほどの岡山県サイクリングルートと連動したルート設定も検討してまいりたいと考えております。 また、10月3日には、備前市スポーツ協会吉永支部が主催するハートウォーク閑谷学校散策が吉永地域公民館から閑谷学校までウオーキングイベントとして開催されると聞いておりますので、今後もそういった観光ルートの一つとして考えていきたいと思っております。 以上でございます。 ○議長(守井秀龍君) 淵本建設部長。     〔建設部長 淵本安志君 登壇〕 ◎建設部長(淵本安志君) それでは、私のほうからは、3番、台風・自然災害対策についての1点目、沿岸部の防潮堤の整備についてお答えいたします。 防潮堤につきましては、岡山県が県事業として現在工事を行っております。片上地区につきましては、今年度11月末に片上湾の区域が完成予定となっております。日生地区につきましては、現在、日生病院前から西へ向かって工事を進めており、今年度は陸閘2か所の工事を予定していると聞いております。 岡山県の管理する施設につきましては、岡山県が整備することとなりますので、県任せという形になりますが、完成後に管理移管を受け、適正な維持管理に努めていきたいと考えております。 また、片上、日生地区に引き続き、伊里地区の整備につきましても岡山県へ要望いたしております。 以上でございます。 ○議長(守井秀龍君) 濱山病院総括部長。     〔病院総括事務長 濱山一泰君 登壇〕 ◎病院総括事務長(濱山一泰君) それでは、私からは、1番、コロナ対策と市立3病院の現状と今後についてのうち、2点目、市立3病院の現状と今後についてお答えいたします。 3病院を存続させるために、どのような方向性で経営努力を講じているかでありますが、備前市における医療と介護を併せた需要は、今後減少していくことは止められることではありません。 そこで3病院を存続していくために、3病院それぞれの特色を生かし、感染症への対応機能、在宅医療の強化、健診など予防分野の強化や病院機能の転換なども視野に入れ、さらなる協力体制の構築、また地域の医療機関や介護事業所との連携や協力も必要と考えております。 まずは、市立3病院で診てもらえるというワンクッションがあることが市民の皆様の安心・安全につながるものと思います。 また、経営努力に関しましては、人員の不足があれば病院間の人事交流でカバーし、職員数の増加を抑制したり、同一の薬品につきましては病院間での価格をそろえ、薬品購入費を削減するなどに取り組んでいるところであります。 以上でございます。 ○議長(守井秀龍君) 答弁漏れがあれば議員のほうから指摘してください。 再質問はありますか。 再質問に入ります。 藪内議員。 ◆1番(藪内靖君) 1番の市立3病院に関してですが、今現在は、コロナ禍ということで特に何も特別にはできないと思いますが、先ほど言われました薬品代であるとか、前からちょっと問題になっていますカルテの問題、こういうのはいろいろ難しいとはお聞きしますが、やはりそこを克服していただいて統一すること、それから薬品代等に関してもやっぱり一病院一病院で進めるよりも、3病院のボリュームを持って交渉したほうがかなり有利ではないかと思うので、その辺をもう一歩踏み込んでちょっと努力していただけますでしょうか。そのお答えだけちょっとお願いします。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 濱山病院総括事務長。 ◎病院総括事務長(濱山一泰君) 薬品費の、購入につきましては既に現在共同購入をしています。令和2年度実績で3病院で平均して約17%ほどの薬価が、俗に言う値引き率17%ぐらいの実績は収めております。 以上です。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 藪内議員。 ◆1番(藪内靖君) 先ほどラ・マル・ド・ボァの観光列車を走らせていただくことに関してなんですが、これは今大体、赤穂線を見ていますと、2両か3両編成でほとんど乗っていない状況なんですね。朝晩のラッシュ時だけは結構満タンになっていますが、これはもう少しこういう観光列車の回数を増やしていただいて、せっかく赤穂線で赤穂、相生まで行くんでなく、日生で止まっていただけるんであるんで、これをやっぱりちょっと利用して、自転車を積むようにもなっているみたいなので、こういうことを利点を生かして、単純にちょっと言えば、白い電車にかばんの絵を描いたり自転車の絵を描いたりしているだけなんですが、でもそれがすごいシンプルであるけど魅力であるので、やっぱりできないんであれば既存の黄色い電車に何か線でも描いていただけたらありがたいぐらいのことで。 でも、やっぱりそういった工法で、ちょっとしたことで車で行くのをちょっとあれに乗っていきませんかみたいな感じで、伊部であったり日生であったり来ていただけるようになればありがたいんで、そういう要望はできますでしょうか。すいません、市長、ちょっとお願いします。 ○議長(守井秀龍君) 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 実は今お話のありました特別列車は特急券が要る、指定券が要る列車でございまして、今回プレデスティネーションとして、来年始まりますデスティネーションの前年度の催物で各路線でやっております。 備前市もこれを記念しまして、公募しまして指定券を抽せんで配付しております。一番大事なことは、我々が実際に赤穂線を利用しなければ電車の減便は、残念ながら民間企業がやっておりますから進むものと思われます。 今年も、残念ながら長船止まりの岡山発が西大寺で止まる、あるいは和気駅まで来ておったものが瀬戸駅で止まる。これは全て民間会社における、我々が乗らない、使わない、減収、そういうところでございます。 今は車社会でありますけども、私は、ぜひともパーク・アンド・ライドと申しまして、駅まで車で来て、そこの駐車場で、格安駐車場で自分の自家用を置いて、そしてできる限り自分の目的地に公共交通機関、鉄道、バス、タクシー等を使っていくことが、我々町全体の交通網を維持することだと思っております。 残念ながら鉄道の利用が少なくなっております。モータリゼーションの発達でもうほとんどの方がドア・ツー・ドアの自動車を利用しておるわけであります。 ぜひともこういう機会を通じて、我々はパーク・アンド・ライドでやっていくことによって、JR西日本がその路線における増収の見込みがなれば、増便等も期待できると思います。 今回はそういうプレデスティネーションとしてJR西日本に企画をしていただいたものでございまして、来年は多くの方がこの備前に、ウイズコロナ、アフターコロナで来ていただくことを私ども文化観光課等を通じてPRをしていきたいと思っております。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 藪内議員。 ◆1番(藪内靖君) ちょっと横道にそれますが、今市長が言われたことに関しまして、とかく減便するであるとか廃線になるというと、それは困ると皆さん大騒ぎされます。スーパーが退去しますといいますと、いや、困ると、買物難民になってしまう。でもあるときにはそこを利用せずに、ほかのもっと安いところ、赤穂であるとか岡山の安いところで買ってくるんですね。だから、本当に人間というのは非常に勝手なもんで、ですから今確かにおっしゃられたように車社会ではありますが、職員の方、私どもも含めまして、月に何度かとか、なかなか難しいところもありますけれど、そのJRを利用しましょうということも必要だと思います。ありがとうございます。 それと続けてよろしい。 ○議長(守井秀龍君) はい、どうぞ。 ◆1番(藪内靖君) 先ほどのワクチンの確保なんですが、すいません、私知らなかったんですが、市長が先頭に立って5箱分を段取りいただいたということで、ありがとうございました。 それから、ちょっと日生有線テレビの話題に移らせていただきますが、副市長、非常にNHKの岡山放送局長ということで、私は岡山県でこの方以上の方はいないと思うんですね。民放がどうこう言っているわけじゃなく、やっぱりNHKのトップであるということは、ですからちょっと兼務というか、お手伝いいただけるようなことは考えていただけなかったんでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 議員、実は副市長も役員に入っておりまして、特に武本社長とは昔からの懇意な関係でございますので、これからも協力してひなビジョンが維持できるように、地域社会の皆さん方にも御協力いただいて、そして進めていきたいと思っております。 私も、副市長がそのような経験を持っておられることは十分承知した上で、就任早々副市長には特命としてどうぞよろしくお願いしますということでお願いをしております。 以上であります。 ○議長(守井秀龍君) 杉浦副市長。 ◎副市長(杉浦俊太郎君) 私からも追加をさせていただきたいと思います。 一生懸命やらせていただくという上でなんですけども、テレビの仕事というのはやはり日々スタッフとコミュニケーションを密に取りながら、日々やはりそこに張りついて業務をするほうが成果が出るんですね。その意味で、やはり専任の社長を置くというのは十分元が取れることではないかと思います。 私も、役員として、実はNHKとの関係強化で早速新しい成果を得ました。これまで県内14あるケーブルテレビの中でNHKと災害時の連携が、実は日生有線テレビが唯一できていなかったんです。これを武本社長と協力をしまして、NHKから災害時に情報や映像提供を受けたり、逆に地域に密着している日生有線テレビからNHKに対して映像を提供するとか、そういう映像交換、さらには災害報道の勉強会も、実は近々NHKと日生有線テレビと備前市役所の危機管理課が一緒になって開催をすると。しようという動きになっておりますので、恐らくこれからそういう災害報道の面で日生有線テレビがきちんと成果を上げていけば、まだまだ視聴者を増やすことが可能なんではないかなというふうに考えております。一生懸命やらせていただきます。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 藪内議員。 ◆1番(藪内靖君) いろいろ説明を聞いてよく分かっているんですが、もう一言だけ言いにくいことを。 やはり社長が就任されるということは、今までは前任であったり、兼務でやられていたと、無報酬であったと。それがやはり幾らか必要なわけですね。それに見合うといいますか、やはりそれは頑張っていただくんであれなんですけど、それが利益が出るまでに何か内部留保であるとか、何かそういったそれまでの担保されるものはあるのか。やはり今までの委託金がちょっと増えるのか、使用料が増えるのか、そういったことになるのか、ちょっとその辺見通しをお願いいたします。 ○議長(守井秀龍君) 答弁できますか。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) この6月まで、実は社長は備前市の副市長が社長で、取締役会長が備前市の市長でございました。 私はこの4年間どのような活躍をしたのか、じかに聞いておりません。でも、今副市長が申しましたように、やはり一つの会社でありますので、常勤の取締役があって当たり前でありまして、全て従業員任せということでは駄目と思います。 そういう点においては、常勤の取締役を1名置けたということは大変プラスだと思っております。 また、放送内容につきましても、OHK岡山放送の常務まで経験された有能な方でございますので、若干の時間はかかると思いますけども、ひなビジョンをよりいい地域放送会社として残すには、一つの方法はこういうようなことで、地域外からそのプロフェッショナルをお招きして、やはり分析し、改善をし、そして次の方向を見定めるということも必要な時期に私は差しかかっておると思いまして、備前市が筆頭株主でありますので株主の皆さん方にも御理解いただいて、先日の定時株主総会で決定をした次第であります。よろしく御理解を願いたいと思います。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 藪内議員。 ◆1番(藪内靖君) いろいろとありがとうございます。私も備前市民であり日生の者として、やはりなるべく使用料が上がらないように、そして持ち出しが増えないようにお願いして終わります。ありがとうございました。 ○議長(守井秀龍君) 以上で藪内議員の質問を終わります。   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(守井秀龍君) 会議中途ですが、感染症予防対策のため、この際暫時休憩いたします。     午後3時16分 休憩     午後3時30分 再開 ○議長(守井秀龍君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 次に、石原議員の一般質問を願います。 6番石原議員。     〔6番 石原和人君 登壇〕 ◆6番(石原和人君) それでは、一般質問をさせていただきます。 本日最後でございますが、一般質問を考えておりますとついついあれこれと膨らんできまして、またかなり長い時間になっておりますが、よろしくお願いいたします。 それから、先ほど掛谷議員への答弁で、通告しておりました大きな3つ目の図書館のうち、まちじゅうどこでも図書館の部分については割愛をさせていただきます。後ほど再質問で、関連があればまた取り上げさせていただきたいと思います。よろしくお願いします。 まず大きな1つ目、市政についてお尋ねをいたします。 どなたが市長であれ、市政運営において最重点項目は、市民の生命と健康を守ることだと信じています。 この夏も、全国各地で災害が発生し、土砂や濁流にのみ込まれ貴い命が奪われ、住んでいた家屋が変わり果てた姿となり、改めて自然の脅威を痛感いたしました。 犠牲となられた方々の御冥福を心からお祈り申し上げますとともに、被災された方々にお見舞いを申し上げます。 そのような中でも、備前市は、記録的豪雨をもたらした強い雨雲のコースからは外れ、市内各所で幾らかのダメージは受けたようですが、大きな被害には至らず、9月を迎えております。これからが台風シーズン本番となり、予断は許しませんが、多くの市民の方々と、本当に備前市はありがたい、ええところじゃなと声を交わしながら、全国的にも最も安全な地域の一つであると感謝の念を持って実感しております。 他方、市民の健康を脅かす新型コロナウイルスに対してはまだまだ先の見えない戦いが続きそうですので、執行部におかれましては、引き続き全庁連携しての取組をよろしくお願いいたします。 さて、早いもので吉村市長就任後4か月余りがたちました。その間、5月臨時会では副市長を2名置けるための条例改正案が、6月定例会では市の組織を改編する条例改正案が否決され、また各補正予算案からはパチンコクラウン跡地の先行取得、東京事務所設置、吉永、東片上地区への屋根つきスポーツ広場整備、サプライズ花火への補助金、備前焼まつりへの補助金増額などの費用が削除されました。 議員それぞれが、備前市の現状、また未来に思いをめぐらせ、深慮の末、意思表示をした結果であります。 そして、時を経て、今議会には数々の再提案、また様々な新規事業に係る予算も提案されています。 審査の過程においては、前回議会で述べられた意見や説明をしっかりと反芻し、改めて必要性、妥当性、将来性、計画性等を重視し、決断に臨みたいと念じております。 度々申し上げますが、市のかじ取りは恐らくどなたがその任につこうとも厳しい道のりであることは間違いありません。しかし、大切なのは、市民の幸せという目指すべき目的地を見失うことなく、どの道を選ぶべきか、今進むべきなのか、どの程度のスピードで行くべきか、冷静に見極めることであると信じています。 そんな思いを持って、ここでは3点お尋ねいたします。 まず1点目、公約というものについて考えてみたいと思います。 首長選挙のたび、その候補者は就任の暁に実現するとされる言わば市民との約束事を列挙し、挑みます。その約束事は様々であり、基本的な政治姿勢、重点政策など、言わば柱となるものから具体的な施策や事業などを網羅したものまで多岐にわたります。 特に、規模の小さい自治体ほど、その約束事は各地区への対応等、細分化されるのが通例のようです。根幹をなす部分こそは、決してぶれてはならないと思いますが、果たして細部に至るものまで公約としてどこまで固執すべきなのか、私の中ではいまだにその答えは明確になっておりません。 選挙当時、幾ら声高に掲げていても、反対の考えを持つ市民も数多くおられることや、就任後4年間の間には財政状況や地域の課題、市民の意識、国や県の制度等も刻一刻と変化します。 であるからこそ、公約として上げられたそれぞれの具体的な事業の目的だけは堅持した上で、状況を鑑み、姿形を幾らか変えることも私はあってしかるべきと考えます。 職員や地域、市民と目的達成のために知恵を絞れば、公約以外の答えも導き出されることもあって当然なのではないでしょうか。 そう考えますと、先日の山陽新聞の記事で市長がお答えになっていた、公約を一つ一つ実現していくのが市長の仕事である、時間的猶予がないというお考えを持って突き進むというのは誠に危険であると大いに危惧しております。 改めて、市長の公約に対するお考えをお聞かせください。 2点目、政策立案の過程についてお尋ねします。 当然市長の下には、多くの市民や地域、また団体等からあらゆる要望が寄せられるものと思います。それらは備前市の将来への貴重な指針にもなり得るものであり、大切な声でもあります。 中には、急を要するもので早急に対応すべきものもあろうかと思います。しかし、重要なことは、それらの要望や意見を真摯に受け止めた上で、いかにその優先度や必要性を見極めるかにかかっていると考えます。 前回の議会で様々な提案に対し、市民からの要望は受けたのかといった議員からの質問も数々あったと記憶しています。しかし、私は要望を受けたものを即事業化していくというのは違うと思いますし、逆に要望を待つばかりでなく、市側から地域に働きかけ調整し、事業化していくこともあってしかるべきと考えます。 でなければ、市政に大きな偏りや分断を生みかねない、要望政治に陥ってしまいます。 そのような考えの下、ここでは市民や団体等から様々な要望を受けた後、どのように優先度や必要性を見極め施策に反映させているのか、事業化に至る流れについてお聞かせをいただきたいと思います。 3点目、本定例会に提案されている議案や予算案について、幾つかその提案に至る検討経緯をお尋ねします。 前述の新聞記事の中では、市長は6月議会で、説明が十分でなかったことが議会の同意を得られなかったことの要因である旨の発言をしておられます。 来週以降、付託される委員会での執行部の説明を受けた上で、かつて新聞記事にあった市長選挙のしこりからの市長派、反市長派などという了見の狭い見識ではなく、そして一部の市民だけではなく、より視野を広げての市民ファーストの考えを持って見極めさせていただきたいと念じております。 ここでは、特に再提案となっているパチンコクラウン跡地の土地取得、吉永、東片上地区への屋根つき多目的広場整備事業についてと、併せて新たに取得することが提案されている備前病院前用地及び伊部天津神社東側用地2か所についてもお伺いいたします。 土地取得に関しては、6月議会で、パチンコクラウン跡地は市民センターや図書館の駐車場用地を先行取得するためとしての提案でしたが、今議会には今後のまちづくり、まちのにぎわいづくり、発熱外来及びPCR検査等感染症対策のための用地等として必須の有益地であり、多様な活用方法の中から、より有用な利活用が図れるよう合わせて3か所の取得が提案されています。 屋根つき多目的広場2か所については、いずれも6月議会にグラウンドゴルフ、ゲートボール利用者の雨天時の利用促進や子供の遊び場、災害時には避難場所としても活用することを目的に、スポーツ広場として提案されておりましたが、今議会には多目的広場と名称を変え再提案がなされています。 これらそれぞれについて、提案に至った経緯や提案に対しての強い思いがありましたら、思いのたけをお聞かせください。 大きな2つ目、公共施設についてお尋ねします。 備前市のみならず、公共施設の老朽化が進んでおり、今後の方針や対策が町の未来を大きく左右する重要な課題であります。 施設の合理化や統廃合の方向性は、同僚の星野議員も度々取り上げておられますが、公共施設総合管理計画や今年度から10年を計画期間とする施設ごとの個別計画にも明示されております。 老朽化の著しい施設では、今後休止、廃止、民営化その他の合理化を検討、また地元地域への譲渡などの方針とされるものが数多くありますが、あまりに膨大な数ですのでおいおい触れさせていただくとして、ここでは施設の劣化度の合計点から算出されたAからDの優先度のうち、対策の優先度の高い優先順位A、Bのもので、なおかつ存続の方針が示されている施設の中から幾つかお尋ねをいたします。 まず1点目、各地域に点在する消防施設についてお尋ねをいたします。いわゆる消防団の機庫及び詰所であります。 優先順位Aのものはないようですが、Bとなっているものが20か所以上あるようです。その全てが存続の方針ですが、どの備考欄においても、方向性は存続とするが、現状として機庫としての役割を果たしていないものや団員が四、五名といった部も存在するため、今後消防団の組織の見直しが必要であることから、その際に施設の再編も検討するとされています。 災害の激甚化やその備えの重要性が叫ばれる中、地域の防災拠点として重要な施設でありますし、消防団員の安全確保のためにも早急な検討、整備を求めるところであります。 壁のひび割れが目立つ機庫もある現状ですが、これら消防施設の課題をどう捉え、今後どのように整備を進めていくのか、お考えをお聞かせください。 2点目、公民館についてお尋ねします。 対策の優先順位がAとなっており、今後も存続の方針の公民館は伊部公民館、伊里公民館となっているようです。 こちらもあらゆる場面での地域の拠点であり、その重要性は極めて高く、地域防災計画の中でも地震発生時は利用不可とはなっておりますが、災害時の避難場所ともなっています。市全体の課題の中でも優先度の非常に高いものと考えます。 ここでは、伊部、伊里両公民館の今後の整備方針についてお考えをお聞かせください。 大きな3つ目、図書館についてお尋ねをいたします。 図書館については、将来の在り方が大きく問われる種類の施設であると常に感じています。 先ほどの公共施設の計画の中でも示されている統廃合の方針の他の文化施設との複合化も含めての課題であろうと考えます。 吉村市長は海の見える図書館構想をお持ちのようで、建設に関する事務を市長部局に移管し、建設に向け推進力を増しているようです。多くの市民に愛される図書館、また将来の負担も見据えた図書館の整備を切に願うところであります。 ここでは教育長にお尋ねをいたします。 1点目は割愛で、2点目、今年5月、著作権法の一部を改正する法律が成立しています。図書館に関するもののうち、各図書館等による図書館資料のメール送信等に関する措置については、2年以内に施行されることとなっているようです。 備前市の図書館にどのような影響が及ぶものなのか、施行への検討はこれからで、細部まで明らかになっておりませんので把握いたしかねる状況ではありましょうが、新型コロナで閉館が続いた昨年来、自宅にいても図書データを利用できる環境整備を求める声に対応するための法改正とありました。 この法改正では、国会図書館の絶版等の資料が、図書館だけではなく直接利用者に対してインターネット送信が可能となることや、図書館が現行の複写サービスに加え、一定条件の下、調査研究目的で著作物をメール等で送信できるようにし、その際図書館側が権利者に補償金を支払うことを求めるというもののようです。 つまり利用者が図書館に足を運ばずとも、自宅等において資料を閲覧する機会が増える方向であり、将来さらなる情報通信技術の進化に伴い、ますますその範囲は広がっていくものと推察をいたします。 まさしく図書館の変革期とも言える時代になりますが、この法改正も踏まえ、備前市の図書館の将来についてどのような思いをはせておられるのか、教育長のお考えをお聞かせください。 大きな4つ目、教育長の政務報告よりお尋ねをいたします。 議会初日、政務報告がございましたが、その中での定例校長会の内容は幾らかお話がございましたが、内容に触れられていない学校、園との会合について2点お聞かせください。 1点目、備前緑陽高校に関する会議に出席されたとありました。7月29日の学校運営協議会、8月17日の市内5中学校、備前緑陽校長との意見交換会のようですが、それぞれどのような目的で、どのような話合いがなされたのか、内容についてお聞かせいただきたいと思います。 2点目、8月2日開催の園長会ではどのような議論がなされたのか、特筆すべき点があればお聞かせください。 大きな5つ目、コロナ禍と子供たちについてお尋ねします。 コロナウイルスは次々と変異し、現在いわゆる第5波、岡山県も3回目の緊急事態宣言中であり、市民の健康への不安と経済への影響も広がり続けています。 コロナ支援として、今議会にも、市民の消費喚起を促し事業所を支援する予算案も提案されていますが、果たして何が正解なのか、いつまで続くのか、まだまだこの難敵との戦いは続いていきそうです。 一方で、子供たちに目を向けますと、2学期も始まり、毎朝子供たちが元気に通っています。そんな中、先日来、県内の放課後児童クラブでもクラスターが発生し、本市でもコロナ感染の低年齢化が進み、子供たちにまで次第に広がっており、教育現場の不安も増しています。 本来であれば一生の思い出に残る数々の行事が行われる2学期でありましょうが、昨年に引き続き中止や延期、規模縮小を余儀なくされることが想定されます。子供たちの心情をおもんぱかるとき、何ともやるせない思いがいたします。 また、中高生においても、学校行事のみならず部活動の制限も続くなど、人生のかけがえのない時期にここまでコロナの影響が長引いていることを心苦しく思います。 長引くコロナ禍を反映するように、例えば国立成育医療研究センターのアンケート調査等でも、小学生から高校生と幅広い年代で、すぐにいらいらするようになったや最近集中できなくなった、気力がなくなったといった回答が多いことに目が止まりました。 また、近所の子供たちと話しますと、家にいてゲームができる時間がたくさんあるから楽しいよなどと話す子供もいますが、学校生活について聞くと、やはり寂しい、窮屈、いつまで続くのといった不安の声を聞かされます。 ふと思うのですが、小学校3年生以上は、少しはコロナ以前のそれまで当たり前だった学校生活や行事を体験し、その思い出は彼らの心のどこかに蓄積されているであろうと。しかし、現在の小学校2年生は、一斉休校のタイミングで入学して以来、行事やイベントがことごとく制限される中での小学校生活が続いています。 それは現在の1年生、また幼き日の思い出として記憶され始めるであろう4歳児、5歳児にしても同様の学校や園生活が続いています。 何より感染を防ぐことが最優先であることは十分に理解しておりますが、延々とこの状況が続くことで、これまで当たり前だった思い出の機会が次々と奪われていくことに心が痛みます。 今年4歳になる孫と時に食事を共にするのですが、つい先日も少し私の話し声が大きくなった際、静かに食べましょうと注意をされ、幼い子供たちにもコロナの影響が浸透しているんだなとしみじみ実感をいたしました。 コロナ禍がまだまだ長引くことで、子供たちから当たり前が奪われ続けていき、心身への悪影響がさらに広がっていく、そんな恐怖にも近い感覚を覚えながら、大人たちは子供たちを感染から守ることと同時に、どんな時間や空間をつくり出すべきなのかと思いが巡ります。 私の地元でも、通常どおり開催することのできない秋祭りや収穫祭の代替イベントの在り方を検討している昨今ですが、何よりも子供たちのたくさんの思い出が詰まる場である学校を考えるとき、教育委員会において何か対応されていること、また今後想定される対応等を含め、コロナと子供たちの現在、またこれからへのお考えをお聞かせください。 大きな6つ目、最後ですが、結婚支援についてお尋ねをいたします。 この問いかけは、他自治体を凌駕する子育て支援や移住・定住施策が、吉村市長1期目から数年来継続されながらも、数字の上では全くその効果は表れていないことから、少し現状を、また今後の人口減少対策を検証してはいかがかという思いも込めてのお尋ねです。 出産祝い金、保育料完全無償化、18歳までの医療費無償化なども市長1期目から続いています。また、吉村市長1期目最後の定例会、平成29年3月議会に提案された小・中学校給食費無償化に係る補助金は、減額修正され、田原前市長就任後に規模を縮小し、第2子以降への補助として現在も継続しています。 さらに充実した移住・定住施策も幾らか規定を変えながらも継続をされていますが、転入と転出を昨年2020年までにプラス・マイナス・ゼロにするという当初の目標からは、依然としてかけ離れた現象が続いています。 ここではそんな人口減少、少子化の要因の一つでありましょう未婚率の増加に着目したいと思います。 当初の長期人口ビジョンでは、その重点施策として、20歳から39歳の未婚率を昨年2020年までに2ポイント下げ、男性60.4%、女性46.9%とすることを目指すとありました。 果たしてその目標が達成できたのかどうか、大いに気になるところではありますが、恐らくコロナ禍もあり、厳しい数字となることが予想されます。 そんな中でも、御縁あって結ばれ子宝に恵まれたカップルには、平均すれば2人ないし3人の子供さんがいるのが現在の備前市の状況です。 そのような考察から、これまでの多額の費用をかけての既に結婚したカップルや子供さんを持つ家庭への経済的負担軽減施策や移住・定住推進のための補助制度、そのうちの幾らかを見直し、結婚をこれまで以上に後押しする施策へのシフトチェンジを提案いたします。 縁結び事業も継続されておりますし、今年度からは年齢や所得の制限はあるものの、結婚新生活支援事業補助金も始まっていますが、より重点を置いて一組でも多くの夫婦の誕生を後押ししていくことを望みます。 たとえ結婚のために市外へ転出することになっても、市民が幸せに近づくのであれば心からの祝意をもって送り出す、そんなおおらかな雰囲気がもっともっと広がることも期待します。 とはいえこの御時世であり、一人一人の人生観や価値観、その環境は多種多様であり、誠に難しいデリケートな問題であるとは認識をしております。 全国的にごく僅かながら、自治体によっては縁結びを引き合わせした方に縁結び奨励金制度を導入している事例もあるようです。 結婚しない選択をする若者が増加するこの課題をどのように捉え、対応していかれるのか、お考えをお聞かせください。 質問を申し上げながら、他方でLGBTであったり多様性を尊重する社会でもありまして、むやみに声高に結婚、結婚と言うのもどうかなと思う気もよぎったんですけれども、とにかく少子化であったり人口減少を語る際、切っては切り離せない課題でありますのでどうぞよろしくお願いをいたします。 ○議長(守井秀龍君) ただいまの質問に対する答弁を願います。 吉村市長。     〔市長 吉村武司君 登壇〕 ◎市長(吉村武司君) それでは、石原議員の御質問に順次お答えいたします。 1番、1点目、公約についての見解についてでありますが、市民に寄り添う市政であること、職員と力を合わせて進める市政であること、公平公正を旨とする開かれた市政であること、議会との意思疎通を十分図られた市政であることの4つの基本姿勢と、新型コロナウイルス感染症対策の徹底、「教育のまち 備前」を全国モデルに子育て支援日本一を目指します。高齢者に優しい町にします。経済交流都市を実現し、雇用を守ります。住みやすさにさらなる充実、市民ファーストの市役所へ生まれ変わりますの7つの施策が公約の柱となります。 今回提案させていただいている予算案をはじめ、現在進めようとしているプロジェクトについても、公約のいずれかに分類されるものであります。 選挙における各地区での約束においても、市民の皆様方からの期待を受けてこの場に立たせていただいている以上、公約として少しでもその実現に向けて努力してまいりたいと考えております。 2点目、市民、団体からの要望の施策への反映についてでありますが、まずは担当課で検討し、市長、副市長、教育長の三役と相談や協議を経て庁議で決定し、議案として上程させていただいております。 なお、補足させていただきますと、要望については必ずやるというものではございません。また、要望がないからといって、それ以外はやらないというものでもございません。 近隣市町村や類似団体との比較であったり、国、県の方針を踏まえながら、必要なものを必要なタイミングで事業化していくものであります。 3点目、本定例会に提案しております吉永及び片上地区の屋根つき多目的広場につきましては、高齢者の健康増進、子供の遊び場、災害時の一時避難所のほか、地域のイベントや朝市の開催など、雨天でも利用できる多目的スペースとして設置したいため、再提案させていただいているものであります。 なお、吉永分についてはグラウンドゴルフで最長の50メートルのホールにも対応した屋根を設置したいと考えております。 財源につきましては、ふるさと納税を充当する予定といたしております。 次に、前回より土地の先行取得に係る経費のうち、再提案させていただいております西片上地区の遊技場跡地についてでありますが、さきの定例会では市民センター及び図書館の駐車場不足についての議論に終始し、説明が十分になかったことを反省し、当該用地については備前市全体としてのまちづくり、まちのにぎわいづくりに必須の有益地であることを御理解いただいた上で、御判断をいただきたく提案したものであります。 具体的な用地、目的につきましては、市民センター及び図書館の駐車場不足の補完用地、市道改良用地、要望もいただいておりますサイクリングターミナル設置用地、市民駐車場など、複数の用途が考えられます。 さらに、市の中心部の1等地であり、当該土地の取得に関しては購入を求める要望書が5,878人分の署名を添えて提出されており、市民の望む形で有用な利活用を図りたいとの考えから、地権者が譲ってくださる意思のあるタイミングで購入するため、再度提案するものであります。 また、将来事業化の際の財源にはふるさと納税を充当する予定といたしております。 伊部地区の備前病院前用地についてでありますが、世界中でコロナウイルスが猛威を振るっている中、市立3病院においてもワクチン接種、発熱外来などを設けて対応しております。 全国のコロナ対応施設を参考にして、発熱外来及びPCR検査等の感染症対策や、今後起こり得る新たな感染症などに対応するための用地として確保する必要があることから、購入を提案するものでございます。 伊部地区の伊部天津神社東側用地についてでありますが、伊部の旧道沿いの住宅地にありますので、住民の文化交流の拠点として、また日本遺産にも認定されている備前焼の里の魅力を世界中に発信する観光拠点として活用できる用地であることなどから、提案するものでございます。 また、将来事業化の際の財源にはふるさと納税を充当する予定といたしております。 2番、1点目、対策の優先順位Bとなっている消防施設の今後の整備方針についてでありますが、備前市公共施設個別施設計画にも記載されておりますが、現状として機庫としての役割を果たしていないものもあることから、地元自治会の意見聴取や消防団と協議してまいりたいと思います。 2点目、伊部公民館、伊里公民館についてでありますが、その老朽化具合から、耐震補強あるいは建て替えなどを優先的に検討してまいります。 6番、結婚への支援についてでありますが、結婚希望者向けの婚活イベントを計画しております。備前市在住、在勤の方を中心に男女15名ずつ参加者を募集し、広く出会いの場を提供することとなっております。 今回のイベントでは、単に出会いの場を提供するだけでなく、参加者向けのスキルアップセミナーを実施することとしており、結婚の意思がある参加者を後押しできる内容であるとともに、結婚に対する意識をより高めた状態でイベントに参加していただける構成としております。 また、結婚希望者への支援のみならず、結婚新生活支援事業として、これから夫婦として新生活をスタートさせようとする世帯を対象に、結婚に伴う新生活のスタートアップに係る費用の支援も行っております。 自治体によっては、縁結び活動奨励金や結婚祝い金の交付を実施している自治体も見られることから、奨励金等についても検討し、結婚に関する機運の醸成に努めるとともに、結婚し安心して産み育てることができるまちづくりをこれからも進めてまいりたいと思います。 私のほうからは以上であります。 ○議長(守井秀龍君) 松畑教育長。     〔教育長 松畑煕一君 登壇〕 ◎教育長(松畑煕一君) それでは、石原議員の御質問に順次お答えいたします。 3番、図書館についての2点目、著作権法が改正されることに伴う図書館像について感じることでありますけれども、今回の著作権法の一部の改正は、図書館等が著作物等の公衆送信などを行うことができるようにするための規定の整備となっております。 一定の条件の下、調査研究目的で著作物の一部分をメールなどで送信できるようにするものですが、利用に当たっては様々な制約などがあります。 例えば図書館等の設置者が権利者に補償金を支払う、不正拡散などの防止のため利用者が図書館に氏名、連絡先などを登録する、あるいは公衆送信に当たって技術的措置を講ずるなどです。 図書館の利便性が向上し、利用者にとって選択肢が広がりますが、実際の運営にはまだまだ様々な整備や調整をしていく必要があります。 ただ、この著作権法改正を契機として、図書館の新しい、例えばデジタル面にも対応するような新しい役割を追求し、今後とも具体化を進めていきたいと考えているところでございます。 次に4番目の1点目、備前緑陽高校との会議についてですが、7月29日、第1回目は学校運営協議会に参加いたしました。学校経営目標や計画とかスクールポリシーあるいは魅力発信の具体的な方法、あるいは高校生が行っている広報大使などについて、いろいろと話合いを行いました。 学校と地域とがいかにさらに連携して協働していくかということについて、議論を進めているところであります。 それから、2回目の8月17日は、校長と面談を、備前緑陽高校ですね、しておりまして、備前市内の中学校卒業生が備前緑陽高校にあまり進学していない実態を踏まえ、中・高連携の在り方とか生徒の立場から見た高校の魅力化方策、やはり教師や大人から見た面と子供から見た面とは違っている面もありますので、ぜひ生徒目線でしっかりした高校の魅力化を発信するにはどうしたらいいかというようなことなどについて、話を進めてまいりました。 次に2点目、園長会での議論についてでございますが、7月の5日間にわたり実施してまいりました市内の保育園、認定こども園の訪問を踏まえたものとなっております。 主な内容につきましては、小学校への円滑な接続を進めるために、こども園から小学校への接続カリキュラム、いわゆる小1ギャップを、小1プロブレムを解決するための方策、そういう接続カリキュラムの充実に向けて、基本的には遊びを通じて学んだそのこども園から、その育んだ力が学びをさらに基礎的に進めるには、小学校に行って進めるにはどうしていったらいいか、そのつながりを大切にしなきゃいけないだろうと。 すぐに学力とかというところに行くんじゃなくて、遊びや体験を通して体で学んだことが、実際に教科などを通して具体的に基本的な学びにつながれていくということを大切にした接続カリキュラムを進めていこうということを確認し、そのように接続カリキュラムを改定してもらうことにしております。 また、幼児期から身近に英語に親しんで園児に英語が自然に染みついていくようなALTなどをより活用した継続的な取組、あるいは保育士等の業務改善を図りながら、保育の質の向上につなげていくことを目指したICT化などの取組も、さらに前進させていきたいというふうに考えております。 それから5番目、コロナ禍と子供たちについてお答えをいたします。 石原議員の御指摘のとおり、新型コロナウイルス感染症に係る感染防止対策により、一部の学校行事が残念ながら縮小したり中止となったり、そのような状況が続いております。 本当に子供たちにとっては、学校行事というものは本当に学校生活における非常に大きな楽しみでもあります。あるいは、心身の発達においても非常に重要な活動場面であります。 そのようなものが減少していくということは大変大きな問題でありますし、私も心を痛めているところです。 私たちは最大の努力をして、コロナ禍にもうまく対応し、子供の学校生活の充実をきちんと図っていけるような、そういう体制づくりなり努力を今後ともしっかりしてまいりたいと考えております。 青山議員にもお答えしたとおり、現在、備前市立学校では、備前市のその時々の地域の感染レベルに応じて実施可能な活動を決定しております。 教育委員会といたしましては、常に最新の状況や情報を踏まえ、学校における教育活動を過剰に制限することがないように、随時、備前市立学校における教育活動に係る留意事項を改定しております。 また、特に宿泊行事に関しては、星野議員にもお答えしましたが、その他の行事に関しても、可能な範囲で代替となる活動が実施できるように、例示や助言を行って、各校ともそれぞれ苦心をしながら、子供たちが本当に達成感が得られるような場面の積極的な創出に努めているところでございます。 しかしながら、こうした努力を続ける中、心の元気を失ってしまう子供たちがいることは本当に残念なことでございますけども、十分に考えることでございます。 教育委員会といたしましても、新学期を迎える当たって、各校へ教育相談の充実とか、あるいはスクールカウンセラーなどの積極的な活用について指示しているところであります。 1つ申し上げますと、本当にコロナ禍で3密とかソーシャルディスタンスをつくらなきゃいけないというようなことで、コミュニケーション力が弱くなっていると、これが非常に大きな問題だと思います。 対面で、本当に私たち日本人はフェース・ツー・フェースの顔の本当に機微の動きを大切にしてコミュニケーションを図ってきました。それが本当にコロナ禍という残念な状況の中で、コミュニケーションというのは何か触れ合わないこと、できるだけ離れて行うこと、マスクをして安全をしなきゃ、これはもう仕方がないこととはいえ、これがウイズコロナ、アフターコロナにおいて通常化したら大変なことだと。このコミュニケーションをどう再構築するのかが、これからの最大の学校教育の課題の一つであると認識しております。 その点を踏まえながら、本当に子供たちの心の元気を失ってしまわないように、学校の活動が本当に喜びに満ちた生き生きとしたものになるように、今後とも教育委員会として率先して、教育長として努力したいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。 私からは以上であります。 ○議長(守井秀龍君) 再質問はありますか。 再質問に入ります。 石原議員。 ◆6番(石原和人君) それでは、再質問をさせていただきます。 まず1つ目、市政についてということで、大変広い範囲に及ぶわけですけれども、ここではちょっと公約とはどうなのかな、非常に何か難しい、難解な問題であって、選挙のときには約束を次々されるでしょうけれども、当然トップの座に着かれた後、もろもろの状況を鑑みる中でいろんな、だから僕は、例えばスポーツ広場、多目的広場なんかにしても、これは市長さっき言われた高齢者の健康増進であったり、それから市民の交流であったり、子供たちの遊び場、また避難所の災害時の避難機能としての利用であったり、恐らく幅広い目的のためにそういう場所を設置するわけで、であっても、いろんな地域であったり職員の皆さんであったり、じゃあその目的達成するために、こういうものは掲げたり、要望は一部から聞いたけれども、じゃあどういう形が備前市にとってより有為なのか、有効なのだろうかという、もっといい空間整備、スペースの整備はないだろうかという中で、何か練り上げられて出てくるのが、僕は何か市長とは違う考えかも分かりませんけれども、何かその掲げた目標のために、じゃ今の備前市、これからの備前市を鑑みたときにどうだろうかというのを、職員さん、地域の皆さん、団体の皆さんと改めて協議をされて、これこそがという形で出てくるべきじゃないかなと僕は思っておるんですけど、それはどうですかね。いかがでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 政策をつくる手法が、ひょっとすると石原議員と私では違うかも分かりません。私は自分でこのような町をつくりたい、そして市民の皆さん方ともお話をし、市民の皆さん方もこのような町になってもらいたい、そして私も皆さんも任期が限られておるわけであります。その任期の中でできるだけのベストをつくりたい。例えば最初からスタートすると、それは暴走だとか、もっと時間をかけたほうがいいとかと言う方もおられるかも分かりませんが。 私は1か月とか2か月前に考えて、議会に提案しておるものではございません。8年前から、あるいは4年前から、備前市民としてこのように備前市はこれからも変革していくべきだという中で、市税を使い、ふるさと納税を使い、市民の皆さん方によかったと思われるものを議会に提案をし、十分に説明をし、そして議会の意見も聞きながら、一つ一つ限られた時間で最大限の努力をしていく。 その中には、隣の町の施策の参考もあるでしょう、あるいは隣の県の施策もあるでしょう。大事なことは備前市がないものをないとねだるわけではありません。ないものはないんだというつもりで、一つ一つつくっていく。私はこれが一つの手法だと思っております。 十二分に考え、そして市の職員の意見も聞きながら、最終的には庁議を通して議案として出しております。 私は、まだ4か月しかたっておりません。早過ぎると言う方もおられるかも分かりません。市長になって初めて考えて、そして少しずつ市政をやる方もおられるかも分かりません。私が聞いた肌感覚では、このような要望、施策というものは、今この備前市にあるべきものと思い、それを政策に落とし込み、予算案としてできるかどうかを十二分に考えた末、今議会にも新たな提案あるいは前の提案、そういうものを出しておるわけであります。 引き続き、議員の皆さん方の御理解を得ながら、備前市をみんなと一緒によくしていきたいという思いだけであります。御理解を賜りたいと思います。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 石原議員。 ◆6番(石原和人君) 市長の生の声で、公式の場で思いを語っていただけた貴重な機会となりました。 今後のそれぞれの議案、予算案については、市長のそういうお考え、我々も我々のしっかりとした見極めをした上で、決断といいますか、判断させていただきたいというふうに思います。 それから、午前中の星野議員の答弁の中で出てきました西鶴山駅ですか、JR赤穂線の、これもたしか、恐らくですけれども、畠田地区で、畠田地区版の公約か何かの一つなのかなと。何か聞いたことがあるなと思いますけども、こちらに、現時点ですけれども、西鶴山駅というのはどの程度想定をされておるんでしょうか。 県道69号線ですか、あれでいくと東側なのか西側なのか、どのあたりをもくろんでおられるのか、分かる範囲で。それから、そこをお願いします。 ○議長(守井秀龍君) 答弁できますか。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 実は、(仮称)西鶴山駅、畠田駅でもいいんですけども、これはもう十数年前から私は考えております。 元市長の栗山さんが私に語られたのはもう20年近く前であります。私も備前商工会議所の会頭として、あのNTNさんが、あれだけ立派な世界的企業が、数千人という従業員、そして下請を含めますと本当に多くの方が毎日車で通勤をされております。 先ほども申し上げましたが、パーク・アンド・ライド、赤穂線の利活用、多分あそこに駅ができますと岡山から寒河駅までの岡山の管内で、就実前駅と西大寺駅と、多分今回の西鶴山駅が最も乗降客の多い利用される駅になるんであろうと思っております。 長船から香登にかけて、西鶴山駅周辺の開発あるいは発展を考えますと、ぜひともJRのほうに駅の設置を働きかけるためにも、期成会等を設置していきたいということで、私の一つの地域の発展のために、時間はかかろうともこの令和3年にその出発をしていきたいと思っております。 議員も香登地区にお住まいであります。ぜひとも御理解を賜りたいと思います。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 石原議員。 ◆6番(石原和人君) 県道69号線のどのあたり、西、東、そのあたりもこれからなんでしょうけども、お答えなかったんですけれども、こちらもとにかく市民が利便性が向上して、利用者増につながったり、プラスにつながっていけばいいところですので、しっかり、私も関心を持って今後取り組んでいかせていただきたいと、関わらせていただきたいというふうに思います。 それから、すいません、3点目でお尋ねしました新たな、クラウン跡地についてはまた見極めさせていただきます。来週ですか、質疑もありましょうし、委員会審査でもしっかりと見極めてということで。 それから、新たに出てきた伊部の備前病院前用地で、もろもろ感染症対策のためであったりというところの目的はある程度お話をいただきましたが、であるならば、これはどなたに、病院の事務長さんにお聞きすればいいのか、であるならばその目的に関して病院部局ともしっかりと協議をされて、ぜひとも必要なんだということで上がってきておるんでしょうか。予算づけがされて。そこもちょっと確認をさせてください。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 今、個人の方が所有をされております。備前病院長にもお話をしております。また、病院管理者の荻野先生にもお話をしております。 このコロナに代表されます感染症、来年、再来年で終わるかも分かりませんし、新たな変異株が出てくるかも分かりません。 実は、私はワクチン接種を備前病院で受けました。通常の病院では一般の患者もたくさんおられるわけであります。無症状でコロナに感染する方もたくさんおられるということを、私はお医者さんからも聞いております。4日ないし5日後に発熱であります。でき得る限り、備前市民の健康と命を守るためにも、この際3病院でのワクチン接種を、今は病院内で行ったり、あるいは別病棟で行ったりしておりますけども、この感染症が長引くという前提を考えますと、一つ病院から道一つ隔てたところに土地があれば、また所有者の方が売却であれば、私はこの際、備前市は購入しておく必要があろうかと思います。 それは備前の市民の健康と、そして命を守るためにも、ここは皆さん方にも賛意をいただきたいという思いでございます。どうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 石原議員。 ◆6番(石原和人君) 市長そうおっしゃったんですけど、病院事務長になるんですかね、保健のほうの部長になるんか、そういうことでしっかり庁内の関係部署も連携されての提案ということで、土地取得ですから恐らく総務産業委員会での審査になって、恐らく皆さん方は出席をされん場での審査になろうかと思いますので、何かあればおっしゃっていただいて、なければもう結構です。 次に行かせていただきます。 飛ばせていただきまして、公共施設、2つ目なんですけれども、個別計画の中から、ここでは消防施設、それから公民館、2つの公民館ですけど着目させていただきました。 先ほど市長から、それぞれ公民館についてはですけれども、今後耐震もしくは建て替えを検討していく方向性が示されたんですけれども、この個別計画というのは、そもそも個別計画が策定された段階で、こういう今後の方向性もある程度明確になっておる計画じゃないんですかね、これは。 存続か廃止か、そういうことを検討する計画であって、耐震化か大規模改修か更新かというのは、全くこれからという捉えでよろしいでしょうか。ちょっと確認なんですけど。 ○議長(守井秀龍君) 石原教育部長。     〔「それから、すいません、計画の消防施設にも関連するかも分かりませんので、計画としてどういう位置づけなのかというか、個別の計画策定段階で将来のそういった施設を耐震か改修か建て替えかというところも出てくる多額の費用をかけた計画なんで、そう捉えておったんですけど、そこは全くこれからということで」と6番石原議員発言する〕 公共施設、佐藤さん、佐藤市長公室長。 ◎市長公室長(佐藤行弘君) 個別施設計画につきましては、議員がおっしゃられますように、この計画をつくる段階でそういう判断した後に、AからD判定をして、載せているということでございます。 以上です。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 石原議員。 ◆6番(石原和人君) 2つの公民館については、いつからそういう検討に入っていくのか、今後の方針というか、分かればお教えいただければ。 ○議長(守井秀龍君) 公民館について、石原教育部長。 ◎教育部長(石原史章君) お答えします。 先ほど市長からも最初に答弁がありましたように、老朽具合から耐震補強あるいは建て替えなどを優先的に検討していくという答弁を申し上げたところでございますので、もちろん全体施設の中での優先順位も考えながら、ただA判定というところでもありますので、そういった点を踏まえての優先的に検討を行っていかなければならないというふうに思っているところでございます。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 石原議員。 ◆6番(石原和人君) 計画期間も10年間ということで、大変長いスパンの計画であって、でもその横で日ごとに施設も傷んでくるわけで、もっと早うしときゃあ、もうちょっととか、もうちょっと手当てが少のうて済んだのにとか、いろいろなこともありますしね。 それから、1点目の消防施設、消防機庫に関しては、まさしくその重要度たるや、さんざん今日も議員さんがおっしゃっていましたけれども、災害、防災の非常に重要拠点でもありましょうし、その施設を、さっき言ったその横でいろんなところへ新しい施設が次々とできたり、それは何も新しいものをつくるなと言ようんじゃないですけど、そういう傷んできて古くなって危なっかしくなっているところが置き去りになって、いろんな各地で新しいスペースが次々と生まれようとしたり、新しい土地を次々と取得されようとしたり、僕だけなんかもしれんですけど、僕が話をした多くの方はそうも感じておられるというところなんで、ぜひとも、僕が申し上げた公共施設、今日の2つの分野の数々の施設については重要拠点だと思いますんで、スピードをしっかり、これこそ上げて、取り組んでいただきたい。お願いをしておきます。 それから、教育長からもろもろお話をいただきまして、3つ目の図書館ですけれども、本当に午前中の掛谷議員への答弁で、まちじゅうどこでも図書館のお考えに大変僕も共鳴というか、感銘を受けまして、おっしゃった、前回議会でも申し述べたんですけど、各地区にある公民館、あそこにちょっとしたスペースに本が並んでいるんですよね。いつお邪魔しても、どなたがどういう管理でいつ更新されて、そういう本がもうずっと延々と並び続けておる状況なんで、まちじゅうどこでも図書館ということで、それこそ御高齢の方でも、中央まで来られない方は大勢おられますし、小さい子供さんのためにも、そういうスペースをぜひ有効活用していただくことを切にお願いしたいと思います。 それから、本当にどういう図書館建設に向かっていくんか分かりませんけれども、僕は本当に基準となるような規模であったり蔵書数とかそんなんにとらわれずに、備前市らしい図書館をぜひとも整備をお願いしたい。 そういう中では、建物、ハードばかりにというんじゃなくて、立地の場所とかというんじゃなくて、中身、人的支援のところは、マンパワーのところへの投資はぜひともしっかりとしていただいて、図書館司書も予算の許す限り増員というか、増やして、それからボランティアの方も巻き込むような形で、マンパワーをしっかり活用しての図書館、そういうものをぜひ目指していただきたいと思います。 それから、今後については、せっかく各学校へも図書館司書の先生おられますんで、しっかり図書館と、市の図書館と各学校の図書をされている司書の方の連携なんかも、より進めていただきたいなと思います。 そのあたり、人的なところで何かまた思いがあればお聞かせいただきたい。 ○議長(守井秀龍君) 松畑教育長。 ◎教育長(松畑煕一君) ありがとうございます。 最初におっしゃった公民館についてですけども、私も気になってちょっと調べてみました。 今、公民館全部合わせたら約1万2,000冊、眠っているという言葉を使ったら大変失礼な話ですけども、本当に公民館で生かされていない図書が、備前市内の公民館だけで1万2,000冊ぐらいあるんですね。 これをどう活用するのかと、一つとっても、本当にこれから新しい図書館をつくるのにおいて、おっしゃるように学校の図書ももちろん一つはありますよね、それから小さいところでいったらこの議員の部屋の向こう側にも小さい図書室もあるでしょう。いろいろな、我々はオフィスなど会社関係でも少し図書を集めているところもあるでしょう。 集めれば、いろいろな図書があるにもかかわらず、それぞれがそれぞれの役割を十分しているとは必ずしも言えないものかもしれないようなものがたくさん散在しているものを、じゃまちじゅうどこでも図書館ということで一体化していきたいということです。 その上に中央図書館が望ましいものができれば、これは私は絶対日本一の図書館になり得ると、これが規模がどうであるとかという、そういうものはあるでしょうが、予算的なこともいろいろあるでしょう。私はどっちかといえば、おっしゃるように中身が第一だと、ソフト第一の考え方ですね。 それで、そうはいえ、こういうものの施設はないと、これだけのことをやるにはこれだけの施設が要るよねという形で考えたい。 それからもう一つ、ボランティアの点は、一応これから早く市長部局のプロジェクトチームなどとも協力しながら、ボランティア育成の講座を、今では図書館コンシェルジュというんです。単なる図書の世話だけじゃなくて、観光の案内、ここを勉強してこうしたいなら、ここへ行ってこうすればいいですよということまでも指導ができるような司書でありコンシェルジュ、ボランティアですね、そういうものをこれから1年かかるか2年かかるか知りませんけども、図書館ができるまでに育成して、それで図書館の業務の半分はそういうボランティアの人が担えるようなものをこれから2年かかって人材育成したいと。私はそういう気持ちでおります。 また、いろいろ御協力をよろしくお願いします。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 石原議員。 ◆6番(石原和人君) ありがとうございます。 本当に人なんじゃないかなという思いがしますので、よろしくお願いします。 それから、これもありがたい御意見をお伝えさせていただきたいんですけど、僕の周りはあまり図書館へ行く仲間というか、おらんのんですけど、珍しく近くに40歳代の男性がおって、彼は仕事の合間に、ほぼ毎週日曜日、あの図書館に、備前市の図書館に足を運ぶんだということで、彼いわく、スペースはちょっと不十分だけれども、ここ数年、図書の購入の予算を増額されておる状況で、彼が読みたいな、あれどうかなという、思う本が結構あるらしいんですよ。彼いわく。 だから、蔵書の充実度たるや、結構ここはもっとしっかりPRしていくべきじゃないかな、ちょっと奥まった上のほうでひっそりとという状況かと思いますんで、そこは結構、もっともっとPRしていただきたいと思います。 それから、例えばなんですけど、日生と吉永の分館、図書館、今後どうしていくか、さっきの公共施設の考え方にもつながるんかも分かりませんけれども、これも分からんですけども、じゃ例えば日生に行けば、海辺の図書館で本当に海に関する本じゃったらどこにも負けん本を置いていますよとか、それから吉永へ行けば、山に関する本であれば吉永へ行けばみたいな、何か山に特化した本を充実させるとか、何かいろんなことを組み合わせて考えていただきたいというふうに思います。 それから、すいません、じゃ、はい。 ○議長(守井秀龍君) 松畑教育長。 ◎教育長(松畑煕一君) 先ほどちょっと語弊がある、正しておきたいと思います。 公民館に眠っているものもさることながら、3つの図書館でも1万数千冊のほうが十分生かされていないというようなことですので、それも十分生かせるように努力をしたいということであります。ちょっとすいません、付け加えさせていただきました。 それから、いろいろな面から御指摘いただいているので、人材育成も、そのソフトの面も、それからどのようなもので、この時点では、例えば海も近いわけですし、海洋スポーツ、あるいはスポーツも非常に文化の、スポーツのまち備前市、山本選手あるいはいろんなところで活躍している者、そういうものの集大成のような形で進めていくことができたらいいなと思っています。ちょっと付け加えました。失礼しました。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 石原議員。 ◆6番(石原和人君) ありがとうございます。 図書館は非常に難しい場所というか、でも楽しい場所で、それからもう一個、ぜひとも、整備されるんであれば県産材なんかをしっかり利活用して、温かみのあるような雰囲気の図書館ができたらいいのになと思い描きながらの質問でした。 それから、コロナと子供たちで、教育長お話しいただいたんですけども、様々な行事、特に修学旅行であったり宿泊を伴う遠距離の移動を伴う行事、特に難しいと思うんですけど、これまでもやっていたかどうなのか、こういうときこそやはり、中止、延期を余儀なくされると思いますんで、今あるツールを使って、やはりオンラインでのつながりが頼りになる部分は大きいんで、どういう探し方、つながり方があるんか分からんのですけど、全国各地のいろんなところの小学校だったり中学校さんとつながって、それぞれの町の紹介であったり自慢であったり、そういうのはいろんなところで、授業も大変でしょうけど、可能な範囲でつながっていただければ、子供たちにもそういう場面を通じて備前市のよさであったり備前市を学ぶ機会にもなるだろうし、将来ひょっとしたらいろんな有用なつながりがいろんなところで生まれるかも分かりませんので、ぜひともオンラインをそういう形で、学習も大事なんですけど、ぜひ御検討をしっかりいただいて、いろんなところとしっかりつながっていただくことを御期待申し上げます。 それから、最後の結婚支援ですけれども、これも大変デリケートな問題でありまして、うかつに何でも言えれんような時代でもあるんですけれども、一組でも多くの方が幸せになっていただいて、それからいろんな選択肢はありますけれどもということで。 それから、さっき1件、結婚の縁結びの奨励金の事例もありましたけれども、それから他自治体によっては庁舎内に、これも多くはないと思うんですけど、結婚に関する相談スペースを設けて、なかなかそこへ僕がもし独身じゃったら何か堂々と行きにくいな、どうなんかなと思うて、そのあたりもちょっと参考事例を研究もいただいて、より少しでも出会いの場の創出であったり、そういう意識づくりにつなげていただけたら。 それから、企業さんや団体さん、企業ですかね、市内なんかで民間の婚活事業者じゃなくて、企業なんかが主催しての婚活のイベントであったりというところへの、ささやかでしょうけど補助制度を導入しておられるところはあったりしますんで、そのあたり。 最後になるんですけど、すいません、ちょっと結婚への補助は当市のところはもう一回、ちょっと市長、お願いします、最後に。
    ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 手短に申し上げますけども、昔は仲人さんがおられて、大体引き合わせていただいて、大体結婚したと。今は自由恋愛で、結婚の価値観とか、あるいはお互いの価値観が一番優先されるわけであります。 備前市として、人口増につながる政策は極力積極的にやっていきたいと思っております。 このいろんな制度が各地区、各自治体であります。できる限り、備前市であればこういうことが好ましいと思うようなことも、十分に議論をして、いいものは採用し、そして奨励金等の補助金もつけられるものについてはつけていく、そしてその結果、備前市の人口増につながれば一番いいんだろうと思っております。 どうぞ皆さん方のいろんなお考えも聞かせていただきたいと思います。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 石原議員。 ◆6番(石原和人君) むやみに広げてくれと言っておるんじゃないんで、今のをしっかり検証して、よろしゅうお願いします。     (発言時間終了のブザーが鳴る) ○議長(守井秀龍君) 発言中ですが制限時間ですので、石原議員の一般質問を終わります。 以上で石原議員の質問を終わります。   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(守井秀龍君) この際、申し上げます。 本日の一般質問はこれで終わりとし、後の方の質問については、明日以降に行いたいと思います。 本日はこれにて散会いたします。 皆さん、御苦労さまでした。     午後4時43分 散会...